母と娘の葛藤を赤裸々にユーモラス?に書かれたエッセー。一年近く「波」に連載されていました。
表紙絵も、佐野洋子本人。
私の中の佐野洋子は、絵本作家というよりも、谷川俊太郎の3番目の妻で、何となく先日亡くなった樹木希林に似てるなーって感じ・・・。
佐野洋子も樹木希林も、自由人に見えながら、多分ご本人は、不自由な世の中だなーと思ってらしたのでは? 共に、才能のある方の 惜しまれながら 女だけの病での 早すぎる死でしたね。
母と娘。読書会でも、会員それぞれの母と自分との関係を 話しました。千差万別でしたね。
私?今も母を思うと、泣けてくる。月の母にいつも声をかけてる。会いたい会いたい ああー、母さんに会いたい!母さん母さんと・・ まだまだ甘え足りなかったと思った優しい92歳の母と60歳の私との別れでした。
私は、大好きな母との別れで初めて『結婚』の意義を知りました。
母との別れの時には、私には三人孫がいて、新しい家族の愛を知ったことで、母との別れの悲しみが穏やかにできたことを・・。だから人は、肉親以外を愛して、耐えられない孤独の感情から自分を守るのですね!
娘と私との関係も、娘には反抗期もなく、ただただ今も仲良し♡
まあ、一番のツーカーと話せる相手。一番の親友かな?だって、彼女の幸せだけを願って、41年間側にいるんですもの。婿殿との結婚生活15年よりも母の方が、ズーッと長く あなたを愛してますって・・。ほんとほんと・・・。いや、GIにだけは負けてるかもね♡
お嫁様と孫達からプレゼントとお手紙が来ました♡
北で、ご両親からの愛情いっぱいに育てられた嫁様と私との会話。彼女とも、友達感覚の仲良し。
お嫁様は「地震で交通が遮断されてしまって、すぐにでも安否確認に駆けつけたい時に行けないなんて、こんな時 親元を遠く離れていることを嘆きました」と・・。 なんて親孝行な心根の優しい娘でしょう・・・♡ ねー、いい娘でしょう? だいすきだよ!
本を読むことで、皆で、一人で、自分の人生の立ち位置の確認をする。読書会を、作って良かったあ。