非常事態宣言中ですが、「ノマドランド」を観に行きました。
読書会仲間のM様は、天神で一か月以上前に観たとか・・。私は、若者三密の天神に出かける度胸がなくって我慢してましたが、近くのイオンに来たので観に出かけました。
あれっと思うくらい観客は多かったですよ・・。若いカップルも幾組か・・・。平日の午前中に・・・。
「週刊現代5月15日号」の井筒和幸監督の(リーマンショックで家も職もなくした61歳の未亡人がワゴンカーで放浪する日記風の映画が、アカデミー賞。愉しいことも怖いことも最後まで何もなく、辛気臭い顔をしたそのおばはんに付き合わされ、こっちまで気が滅入ってしんどかった。ガハハと笑い飛ばせるロクな映画がこのところ無いツラいよ)と書かれてましたが、その通り。若い人にとっては、うんざりだけの暗い映画じゃなかった?
2011年のネバダ州の季節労働者の姿をフィクションとドキュメンタリーを組み合わせ、2020年に制作。
漂流する高齢労働者たちが、過酷な車上生活を砂漠の町で・・・今は、10年前よりも より厳しいコロナ現実の前に、 皆さんは どうされているんでしょうか?
音楽が、ウエスタンフォーク調で軽やかでしたが、大自然の中で 白人だけの仲間意識? なんか、私達にとっては 若き日 目にしてた 自由 ヒッピーみたい・・。憧れなかったけど・・・。
監督は何が言いたかったの? 物流のアマゾンを支えているのは、アメリカ社会の底辺の人々って?
漂流仲間が、実はきちんとした中流家庭の人で求婚されるけど、父と息子のピアノ連弾を聴いて身を引くって?
「週刊文春4月22日号」の言霊USAという町山智弘のエッセーでは、アメリカの団塊世代8000万人中半数が貧困とか・・。企業倒産は、町全体の消滅につながるとか・・・。 考えさせられる映画でした。
親なし、子なし、夫なし。家なく、金なく、友なく、されど死にたくはなし。ホームレスではなくハウスレスってさ。
映画の中での 石売買。太古の昔からの 人と自然を感じさせました。
私の収集は、台湾の石。ボルネオの砂の上に、天草四郎の石。糸島の輝く石。
思い出も石も 家がないと浮かばれないね・・・・💛
梅雨に入りました。
庭は いいね。
ミニ薔薇が咲いてました。家があるって…イイネ♥