娘が、「『クレイジー・リッチ』って、シンガポールが舞台の泣ける話なのよ。久しぶりで、映画観て泣いたわ。お勧め・・・」とのことで、アジア人だけが出るハリウッド映画を観に出かけました。ベストセラー小説で、全米大ヒットの映画。
アメリカにおけるアジア人の人口比率は、わずか5%と考えると、ヒットは 凄いね。博多での入りも、80%で これも凄いね。
でも、私の感想は、なーんだ、ガッカリ! 古くさー、クライマックスの麻雀知らんしー でした。
内容は、中国移民のアメリカ人2世で、ニューヨーク大の経済学教授の30代前半ぐらいの美しい女性が主人公。1年ぐらい付き合っている恋の相手が、ニューヨーク大に留学している中国系シンガポール人。実は、その彼が シンガポール一の不動産王で世界的投資家の御曹司だったったので、相手の母親に 結婚を反対される話。
初めて辞書引いて確認した、バチェラー! 男の独身者って、意味ですって!どっかで使いたいね。バッテラとは違うよ。バチェラー!バチェラー! なんか、かっこいい英語だね。
同じルーツ中国人の恋だし、教授と企業家なんて、最高の組み合わせでしょう? 前恋人は、弁護士だったって。同レベルやろ?
反対する格差ないじゃん 家柄?貧富? それよか、当主が海外の仕事で家を長く留守したり、甥の結婚式にも帰ってこないというのが、世間知がなく 常識外れでは?
興信所を使って調べられた女の母親が、不倫の末の子だったのを隠していたくせに、全然悪びれてないのにも、ビックリ。娘に、ゴメンナサイでしょ?
(ちなみに、私も 結婚してから報らされたんですが、GIの親もBAを興信所で調べてたって・・。結婚前に知ったなら、こっちから破談よね 失礼な!。 BAの時代は、案外普通に結婚興信所は、使われてましたよ。資産家じゃなく庶民でもね。)
結婚に 何が、一番大切なの?大事なものは,富かい? 純粋な愛じゃないの?
男の母親役のミシエル・ヨー(中国系マレーシア人)が、魅力的でした! エメラルドのブローチ、イヤリング、指輪・・やっぱ、意味あったのね。 (7月に71歳で亡くなった生田悦子さんを、何度も思い出した)よく似た きりっとした 女優さんでした。
狂言回しの、オークワフィナ(韓国系シンガポール人)が、やっぱ面白かった。「オーシャンズ8」でもね・・・。
それにしても 我が愛娘が、こんな薄っぺらい古典的恋に泣いたって、やっぱ甘ちゃんね。よしよし良い娘だ・・・♡
BAが笑ったのが、ハイソサエティーのどんちゃん騒ぎって、男は、女を侍らせ飲み、ラストはマッサージ。女は、好きな服摂り放題で、ラストはマッサージ。究極の贅沢が、それかい? 結局は、庶民と一緒なんだね。 莫大な富で これかい?アホクサ・・。底が浅すぎ!
また華やかな何でもあるシンガポールの唯一最大の欠点、水がない! 深刻よね。
シンガポールには、雨水しかなく、水はマレーシアから買ってる! そのシンガポールの結婚式に水浸しは美しくないだろ?あれが究極の贅沢なの? 皮肉ってるの?
原作者は、中国系シンガポール人と考えると、ユーモアも落としどころも、日本人BAには不発!でした。

映画の後は、「池坊展」へ。テーマは、十人十彩。
室町時代からの「立花」草は水の流れ。木は山。花瓶に大自然の景観美を・・。
江戸時代からの「生花」草木が地に根を張り、生きる姿を表現。
明治時代からの「自由花」型を持たない。 自らに 由りて 花となす。 そっかそうか・・・。
今年の作品は、後ろへの気配りが良かった。後ろの広さをよく使われてるなーと思いました。目線が、後ろにもあり、どの作品も・・・。また、松もふんだんに使われていましたが、どれも低い位置での小さな脇役でした。他のヒバ,ヤツデなんかと一緒にさりげなく・・・。ああー、松のこんな活け方もあるのか・・と、学びました。
ホントは、もっと眺めたかったけど、もう夕暮れ時。名残惜し。去年よりも、お花自体もさりげないのが、多かったような・・良い展覧会でした。有り難うございました。
家に帰ると、GIは台風25号のお片付け中。 残念、ブルーベリーの鉢が倒れて割れてました。
夕飯は、肉じゃが。ゴーヤ入りオムレツ(苦みが合わない)。豚肉の豆腐巻き(合う)
しらす(醤油かけ)。松前漬け。わかめ味噌汁。

ルルドの泉の少女風ね。 池坊展では、ススキが少なかったね。