梅雨の晴れ間で

〇ぐずついていた空模様が昼過ぎからカラットした夏空に、台風が少し逸れたとか。

〇夕方大丸へ用事。ついでに赤坂飯店で海鮮焼きそばを食べる。早い夕飯なので地下で赤飯を買う。

〇詩誌「別嬢」97号を頂く。Ｍさんの作品がない。少し心配。

〇神戸新聞に「漱石の現代的意義を問う」と題して、大江健三郎氏と古井由吉氏の対談が載っていた。
大江氏の漱石作品3作は「虞美人草」「こころ」「明暗」。古井氏の選ぶ3作は「こころ」「草枕」「道草」文章が美しく…透明な真面目さがある…と解説。「真面目の力」を文学に見出した古井さんの読み方、生き方に大江氏が共感とある。現在の沖縄県の問題にまで位置づけた大江氏の漱石の文学の凄さにも感動した。