〇神戸新聞文芸の欄 好きな作品をアップさせてもらいました。
「エプロン」 菅野美和子さん 作
妙に無口な朝に
差し込み始めたお日様
いつになく穏やかな空気が
家の中に漂っている
さあエプロンの紐が結ばれて
朝支度が始まる
ありふれたこの時間が
今朝はやけに穏やかなのは
どうしてだろう
家の中に次第に増してくる足音
住人のひとりひとりが
それぞれの音と速度で
自分だけの時間の上で
曲を奏で始める
それらは束の間
混ざり合いながらも
また散らばり去って
ごく自然にエプロンの前を
通り抜けてぞ行く
眩しすぎないお日様のような
心地よい平凡なひと時
赤いエプロンが嬉しそうに
なぜか翻っている
〇先生の言葉 エプロンを通して、日常のありふれた朝の時間が巧みに描かれている。
・これは相当よく考えて描かれていてスゴイ!と感心しました。
〇出かけて郵便局から 子供服発送。ついでに三宮へ、ジュンク堂であれこれ立ち読み。糸井重里氏の本探したけれど無かった。グーテでサンドイッチとカフェラテホットを食べる。
〇晩に自分のワイドパンツ1つ仕上げる。綿ですると涼しいけれど、しわがきになる。寸法、形はうまくいく。