標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

根競べ・・・ヤブカラシを増やさないために

2017-08-04 19:23:39 | 日記
基礎の間から出てくるヤブカラシ

庭には厄介な草がいくつかある。ヤブカラシとヘクソカズラがその1位、2位を争う。今日は庭の掃除をしていた。今年も家の基礎と庭に敷いたブロックの間から顔を出すヤブカラシを見つけた。2か所で一方は出たばかり、他方は伸びている。ここ数年間、毎年何回か抜いているのだが、しばらくするとすぐ芽を出す。この場所だけは、他の草花に影響がないところなので、弱めの除草剤を使うことにした。

そもそもヤブカラシは、その名の通り、藪をも枯らすほど繁殖力が強い。駆除しても出てくる。それも他の草木に絡みつく。ホームページなどにもヤブカラシ駆除の記事が多く掲載されている。それによると、抜くとかえって勢いを増すし、地下茎なので駆除できにくいとのこと。

簡単な駆除方法として、蔓をクルクル巻いて地面に放置しておくと自然と枯れるという記事もある。ヤブカラシは何かにつるんでいないと生育しないようだ。しかし、この方法でも地下の茎が残っているとまた復活するというレポートもあった。藪枯らしの命名ゆえんの繁殖力は強い。

私はクルクル巻く方法は試したことはない。というのも庭に出てくるヤブカラシの多くは、つつじ、サツキ、レンギョウ、雪柳などの他の草木の根本に絡みながら出てくる。除草剤は使いたくないし、クルクル巻きの方法もやりにくい。また。地下の茎までは駆除できそうにない。

したがって我が家では出て来るたびに抜くようにしている。他の草木にからむほど長い蔓をのばさないうちに抜いている。これを年に数回、毎年繰り返している。出る、抜く、出る、抜く・・・の根競べだ。確かに根治はできないが、他の雑草や枯草の除去とともに手入れの一環としてやるので、さほどストレスにはらない。はえてくる場所も今のところ増えていない。毎回同じところから出てくる。

ヤブカラシの花

厄介なヤブカラシであるが、花はかわいらしい。今は花が咲いている時期だ。上述したように自宅の庭は花が咲く前に抜いているので、花は見たことがない。隣の空き地には、さらに隣地の斜面から3~4mも伸び上がってきたヤブカラシの先に花がさいている。橙色の5mmほどの小さな花だ。アリや蜂が好んで集まっている。これらの小動物が繁殖の一役をかっているのかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする