標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

子供へのリスク管理。大人の対応が重要だ(+報告)

2017-08-15 19:14:51 | 日記
(今日の報告:ウオーターヒヤシンスのつぼみ?)

一昨日と昨日咲いた一日花。萎んだ茎は折れ水面に浸かっていた。しかし、今日別の茎からつぼみらしきものが伸びている。明日は咲くのかな。楽しみだ。

今日はお盆の中日(14、15日)だ。悲しいかな毎年お盆になると水難事故が多くなり、子供が事故にあう率も高い。私や妻が子供の頃、「お盆には水遊びをしてはだめだ」ということを親や周辺の人からよく言われていた。また、お盆とは関係ないが、「夕方になると、人さらいに襲われるよ」と言われた。これらの言葉は子供にとっては恐怖であった。大人になってからも機会あるごとに親の言葉を思い出している。

好ましい警告とはいえないかもしれないが、これらは教訓としてそれなりに役に立っていた。無意識だっただろうが、親の目の届く範囲に置いておく知恵なのかもしれない。

水難事故防止のための方法もいろいろなサイトに載っている。河口付近では泳がない、浅瀬でも油断しない、上流での雨に警戒する、ライフジャケットを着用するなど様々である。いずれも必要な対策であるが、子供の場合はどうしたらよいのであろうか。例えば、子がライフジャケットを着用していても、親の監視を離れて流れの速い川にはまってしまったら重大な事故になる可能性がある。

先日コンビニで買い物を済ませた後、私が出ようとドアの取っ手に手をかけたら、お菓子の箱を持った2歳くらいの女の子が、ドアのところに駆け寄ってきた。店員とともに親を探していたところ、母親がすみませんと奥の方からやってきて、女児の手をつかんだ。もし、私が気付かず間に、女児が後を付いてきて外に飛び出したら危険であった。私は親に手を離しちゃだめだよと心に念じながらエンジンをかけた。

また、今年7月の末と8月の初め、それぞれ祖母と父親が3歳児と1歳児を車内に放置し熱中症で死亡させた事故が続いた。それも後者は父親がパチンコをしている間だ。絶対に子のことに注意をむけて欲しい

いずれにしても子供の事故防止には、物理的、環境的な整備も必要だが、一にも二にも親の見守りが必要である。それも言葉かけだけでなく、終始見守るという心掛けが必要だ。昨日、熊が子育てをするドキュメンタリーをテレビで見た。母熊は子を守るために壮絶な戦いをしていた。熊の雄とも戦っていた。熊に限らず動物の親子愛の深さはよく報じられている。物が豊かな時代でそちらに関心が行きがちだが、大人は今より少しでも良いから子供に眼を向けて欲しい。悲しい事故は防げると思う。
コメント
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