日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

---ドイツの底力、薬局

2007年09月01日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強

(駅を挟んで旧市街地と反対側にあった教会と芝生広場)



(旧市街に続くメイン通りにあった薬局のおじさんの推薦してくれたもの。娘の
打撲が劇的によくなった。手前は植物成分でできた塗り薬、自然の成分が効いた)





駅に着いてまずは、重たいスーツケースをなんとかして、
身軽にならなければ、らちがあかない。

目的地へ行く途中、他の駅を立ち寄ってぶらぶらする。
せっかくの鉄道の旅だもの、しかも、ユーレイルパスを持っているんだから。
いちいち、切符を買う必要もなくて便利なんだし、途中下車しちゃえ!

ただユーレイルパスも種類がある。
私はセレクトタイプを選んだので、
たった5日間しか使えないが、
その5日は自由に選べる。
セレクトタイプのものでなければ
連続した5日間の間乗り降り自由、ということ。

空港への移動も含めて、今回移動は4回必然的にある。
フランクフルト空港→ハイデルベルグ→バーゼル→バーデン・バーデン→空港
         1回      2回    3回        4回

だから、その移動の時に行きたい町をついでに見てしまうのが賢いというもの。
で、昨日ハイデルベルグ・ハウプト通りにあったDBのトラベル・オフィスで
こんな質問をした。
「ユーレイルパスを持っているので、ハイデルベルグからバーゼルまで
移動する時、ついでに立ち寄るのにお勧めないい町はどこ?」と。
すると、太っちょで、ぶっきら棒なおじさんがすぐ、
「フライブルグ」と都市の名前だけで、答えてくれた。

このオジサン機嫌悪いなあ、と私は思った。
というのも、丁度、電話で話しているときに私がおじさんのデスクの前に座った。
電話の相手の声が漏れ聞こえてきた。
ドイツ語なので内容はわからないが、女性の声で
「ガミガミガミガミ」といったトーンのしゃべり口調。
おじさんも、「バカヤロ、バカヤロ」といったトーンで
興奮して話していた。
電話を切るとき、よく映画で外人がやるしぐさ。
手を上にあげて顔をふる、をオジサンはした。
せりふをつけるとしたら、
「マイッタ、マイッタ、お手上げた!」であろうか。

ヤバイ、こんな機嫌の悪そうな時に・・・・、
と思ったが、相手もプロなんだから、
こっちには笑顔で気分を切り替えてくれるだろう、と思ったが。
面倒くさそうーに私に接している。

ヤな感じだが、私は続けた
「じゃ、そのフライブルグの駅には荷物預けるところある?」と。
「あるよ」というので、
「明日10時から12時くらいの間に立ちたいんだけど、列車の時刻表ある」というと
すばやく、キーボートを叩いて
「待ってろ、今、プリントアウトしてやっから」という。
待っている間にも電話がまた鳴り、電話で対応を始めた。
いやいや、人手不足?

プリントを受け取ると
フライブルグからバーゼルまでの列車の時刻表まで入っていた。
おじさん、態度悪いけど、仕事はできるのね、
とおじさんの配慮に感激した。

でも、おじさんが
「3ユーロ」とまたぶっきら棒に言ってきたので、呆然とした。
その妙なマで私がタダのサービスだと思っていたことを察したのか
「あのね、このサービスは3ユーロかかるんだよ、タダじゃないんだ」と
今度は丁寧に説明された。
ゴネたいところだが、3ユーロでごねるのも、
かっこわるいかあ、と思って素直にお金を渡す。

でも、ここが私の嫌らしいとことなんだけどね、
「あ、20日にバーゼルからバーデン・バーデンに移動するんだけど、
その時刻表もくれないかなあ」と
言ってみた。
おじさんはまた、ぶっきらぼうに「何時?」
と聞いてきたから「午後なら何時でも」と答えると、
また、おなじようにキーボートを操作してプリントアウトしてくれた。

でへ、どうせなら、めいっぱいサービスせい!
と3ユーロを払ったんだから、と追加要請をしたわけだ。

また、オジサンが電話の応対を始めなければ、
もうひとつほしい時刻表があったのだけど・・・・・。
ちょっと、電話の終わるのを待ってみたが、
長そうだったので、諦めて「サンキュウ」と言ってオフィスを出た。

さて、この事務所でもらった時刻表も駅(駅はタダ)でのと同じように
列車のプラットホームの表示まであるので本当にありがたかった。

・・・とこんないきさつで立ち寄ったのがここフライブルグだったのだ。


さて、荷物置き場はすぐ見つかった。
ところが、もし、私たちの前に同じように荷物を預けている人がいなかったら、
わたしたちはわけも分からず、途方に暮れてしまったに違いない。

お、おそろしく、ハイテクだったのだ。

コインを入れる→大きなロッカーの扉が開く→自分のスーツケースを入れる
→OKのボタンを押す→扉が閉まり、カードが出てくる

という手順。
3つしかないそのハイテクのオートロッカーのうち1つは故障中で、
たった2台しか使えない。

混雑してたら自分の番がくるまで待ち続けるのか、とぞっとした。
今回は幸いなことに私たちの前にひとファミリーいただけだった。

前の人がしたように、
それを何とか思い出しながらやるしかない。
”いざチャレンジ”とその未知なるロッカーと格闘した。

小さく見えたスペースも私の巨大なスーツケースが悠々入ってほっとした。
取り出すときに必要なカードを手に出来たとき(つまり預けられたとき)
何だか、国際レベルのハイテクに追いつけたようで、
嬉しくなった。ところで、今度東京駅のロッカーはどうなってるか
調べてみよう、と。


さあ、娘の後ろ向きなモードを解決すべく向かったのが薬局だった。
そして、薬局のオジサンの勧めるものを素直に購入した。
それが本当に功を奏して、娘の足は2日後に
完全復帰のごとく治ってしまったのだ。

その記念すべき薬と補助グッズが写真上から2番目のもの。
ついでに、ヴェルダ、も購入(私のスキンケアのため)。

写真の教会の近くにあった自然食品のお店で
パンやら石けんやらを買った。
そのお店のオーナーと思われるおじいちゃんが、
かわいいお孫さん(5歳くらい)に
レジをやらせてあげている(この頃の子どもは何でもしたがるもの)。
子どもが好きなおじいちゃんなのか、
娘に英語で声をかけてきてくれた。

それをきっかけに話をしていたら、
「大聖堂に行かなきゃここに来た意味ないよ、
すごく有名なんだよ。道教えてあげるから、行っておいで」
という。

どうやら、簡単に行けそうなことが分かった。
というのもさっき行った薬局の前の通りをまっすぐ行くだけなのだから。

じゃ、と娘と2人、行ってみることにしたのは言うまでもない。

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---大聖堂に到着

2007年09月01日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強

(地元の自然食品店のおじいちゃんが、勧めてくれた大聖堂に到着!広場の様子)



(大聖堂の中、人々が群がって写真を撮っている。その対象がこれだった)

「最後の晩餐」と言えば、
ミラノのサンタ・マリーア・グラーツィエ教会にある
あの天才による作品が有名。
そうレオちゃん、あ、失礼、レオナルド・ダ・ヴィンチのもの。

かなり前に入場の予約しておかないと駄目で、
ブラリと立ち寄ってみても
その作品はまず拝めない。
それほど世界中から観光客が押しかけるあの名作だ。
「最後の晩餐」を題材に小説「ダヴィンチ・コード」では、
イエス・キリストの横に座る、
中性的に描かれているヨハネのことが話題になったが、
こちらの作品にも、ヨハネはイエス・キリストの横で、
寄り添う(いや、抱きついているようにも見える)人として
表現されている。その様子を撮りたいわけではないだろうが、
人々が群がって写真を撮りまくっていた。

さて、娘と2人
このキリストが死ぬ前の晩餐の様子を見入らずにはいられなかった。
どの像が誰が沢山分かった方が勝ち、というゲームをやっていたのだ。

ヨーロッパを旅行するなら、やはり
聖書の知識はあった方が楽しい。
娘は学校で聖書の時間があるので(ミッションスクール)
知識を適用できるこういう遊びは本当に面白いようなのだ。

12人の弟子全員がどこに座っているかを考えるのだ。
「真ん中がイエス様でしょ、向かって右は絶対ヨハネ、
反対のイエス様のとなりが、ペテロで・・・・。
あ、ユダはお金の入った袋を持っているから、袋を持った
あの人(写真には写ってないが)・・・」

いっきに娘がまくしたてる。
が、私も娘もそれ以上は誰か誰なのかがわからない。
作品を作った人は必ず、誰が誰だか分かるよう
ヒントになるものを添えてあるはずだ。
うーん、探偵になったつもりで、そのヒントを捜そうとする。

でも、分からない。

ちなみに、
レオちゃんの「最後の晩餐」ではヨハネはイエス様の向かって左に座っていて、
その横がペテロ。
こっちはイエス様の向かって右にすわっているのがヨハネで(多分)
イエス様を挟んで反対側にペテロ(多分)がいる。
ヨハネやペテロの座っている位置がそもそも違う。

結局、芸術家は聖書の中の有名なこのシーンを自由に想像し、
自由に表現したにすぎないのだろう。

その場に居合わせたわけじゃないんだしね。

2人ともギブ・アップ。

さて、すべての芸術家にご相談。

今度、三つ編みしているイエス様を描いてみてはどうだろうか。
表現は自由なんだし。なんなら、編み込みでもいい。
そうしたら、その絵を見て、
200年後くらいの後世の人が、
「実はイエス・キリストは女だった」という
歴史史上最大の秘密を隠すため、世界中で暗躍する秘密組織を登場させて、、
サスペンスな小説を書いてくれるかも。

(しかし、今は言論の自由が保証されていてよかった。時代が時代なら
このような冗談だけでも、牢獄行き・・・・?)

 



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