日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

パリのベルシー公園②ー子連れには◎

2008年03月27日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
再開発、というと六本木ヒルズとか
ミッドタウンとか我が東京でのそれは
デベロッパー的な分厚い札束の臭いがぷんぷんする。

空間をいかに効率よくお金儲けに還元できるか、と
そろばんをはじく姿を連想させる。
お金にならない、緑が青々したような空間は猫の額程度に
とりあえず、つけておく、という感じ。

都民が憩えるような空間というよりは、
都民(あるいは観光客)がお金を落とす場所、という感じなのも、
常々不満でしょうがない

さて、パリではどうだろう。
パリ東部地区の再開発は何とも魅力的な公園を有している。
ベルシー公園(なんと広さは13ヘクタール)だ。
そこは昔ワイン倉庫だったので、その間を走っていた
トロッコの線路もところどころに残されている。
さらにワイン蔵の思い出を永遠にとどめて置くためか、
ぶどう畑まで作ってしまった。

公園内には遊具ももちろんあって、
自分より小さい子供たちに混じって娘も無邪気に遊んでいた。
ひとしきり体を動かして、飽きると
広い公園を探索して回った。

花壇の中央の家に私と娘はふらふらと入っていった。
そこは、ワイン倉庫時代の19世紀の建物で、なんとも
雰囲気があったからだ。

水路と池を中心にした
”ロマンチック庭園”もある。
池はとっても印象的で、うろ覚えだが、
6歳の娘は飛び石だったか
橋だったかを楽しそうに渡っていった。

さて、その池に隣接するようにショッピングセンターが
続いていて、レストランやら雑貨店やらと充実している。
といってもハワイで例えるなら、
アラモアナショッピングセンターのように
近代的でばかでかい感じではなく、
どっちかというとワードセンターのように
こじんまりと和めるかんじのところだ。

最も感動したのは店が並ぶ通りに(屋根はついてなかった?)
小さいお砂場が設置してあって
そのお砂場の横にベンチがあったことだ。
娘がそこで遊んだことはいうまでもない。

このベルシー地区とセーヌ川をはさんだ対岸の
トルビアック地区との間に最近、橋がかけられた。
シモーヌ・ボーヴォワールの名前が付けられていたと思う。
橋だけではなく
夏になると川に浮かぶプールまで出現するという。

あー、なんて子連れに優しいパリの再開発のあり方でしょう。

物欲だけを刺激する東京の再開発とは違う。

開発するということは未来を見据えることなんだと、
パリの町は語っている。子供をないがしろにしてはいけない、と。




コメント
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