桧枝岐村・成法寺・叶津番所・河井継之助記念館・圓蔵寺 奥ノ院弁天堂 奥会津【7-3】
奥会津檜枝岐村は日本有数の特別豪雪地帯、尾瀬への入山口、沼山峠口の村、檜枝岐歌舞伎の村・・・
今回は、他にも気にかかりながら、そう、しばしばは訪れることがない奥会津をアップします・・・
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檜枝岐村・・・
桧枝岐村は日本有数の特別豪雪地帯・・・
平家の落人伝説が残る村で、村民の姓は星・平野・橘で占められ・・・
村の面積の約98%が山林で、日本一人口密度の低い村という・・・
米がとれない村で、人口は昔から1000人を超えたことはなく、現在は640人ほどという・・・
また、尾瀬への入山口、沼山峠口へは御池駐車場から、シャトルバスを利用して約20分で到着・・・
仏地山(ぶつちさん)成法寺
仏地山は寺の裏にそびえる険しい岩山で、この地は仏の地、すなわち観音菩薩の霊地であり、
慧日寺の徳一によって建てられた、法相宗の道場跡と伝えられる。
応長元年(1311)藤原宗景が成法寺を創建、円秀に開山させた記録が
観音堂内の聖観音坐像(県重文)右膝部に墨書銘に記されているという。
魔除け観音ともいい、子育て信仰もあるという・・・
観音堂は和・禅宗様折衷の堂で、国重文指定を受け、昭和40年10月から解体修理が行われた
雪深い山間の地、清浄な環境が守られて約700年。堂守さんは子供の時、中でかくれんぼしたと・・・
叶津番所跡(旧長谷部家住宅)
会津と越後を結ぶ唯一の交易路八十里越の番所跡。会津藩と越後藩の通行人や物資の出入りを監視・・・
1643年(寛永20年)建造・・・
奥会津地方最大規模の厩中門造りで、福島県の重要文化財に指定されている。
河井継之助記念館
司馬遼太郎の小説『峠』でも知られる長岡藩の河井継之助は、西軍との戦いで受けた傷のため
慶応4(1868)年8月16日、南会津郡伊北村塩沢の村医・矢沢宗益の邸宅無念の死を・・・
「河井継之助記念館」が建てられ、矢沢家の継之助終焉の部屋が移設され、
大切に保存されています。継之助の最期を看取り、墓を建てた当時の会津塩沢の人々。
そしてこれを風化させぬように記念館を建て、現在も維持運営している人達。
歴史と志を感じました。
当時最新鋭だったガトリング砲のレプリカも展示されていました。
記念館近くの医王寺には継之助のお墓があります。16日に墓前祭が行われたという・・・
「河井継之助記念館」となりには「山塩資料館」がありました。山塩生産の資料展示興味深かったです・・・
鮭立磨崖仏
鮭立の磨崖仏、修験者が天明の飢饉等に苦しむ人々を救おうと五穀豊穣・疫病退散祈願して制作・・・
圓藏寺奥乃院弁天堂
霊巌山圓藏寺は臨済宗妙心寺派の寺。日本三虚空蔵の一。807年法相宗の徳一(とくいち)が創建。
奥乃院の弁天堂は室町時代中期・応永年間(1394~1428年)建立・・・
禅宗様式を伝えるカヤ葺きの方三間の単層堂で国指定重要文化財・・・
柳津町は川の合流点にあり、昔からしばしば水難にあったため、
弁財・福智・延寿・除災・得勝をつかさどる弁財天が祀られたという。