花火残っていました。よかった。
花火の時間になるまで真剣に心配していたのですが。
友達に誘われてサンタ・マリア・ノヴェッラ広場に面して建つ
Hotel Minervaの屋上(といっても5階建て…)の
プールサイドで花火鑑賞をしようという企画。
14ユーロでアペリティーヴォとブッフェ。
アルコールをいただかない私は
ノンアルコールのドリンクを作ってもらって食事をいただき
日が暮れて花火の時間がやってくるのを待ちました。
花火は22時スタートで45分間。
今年はセリエAに復帰のフィオレンティーナに捧げる
紫色(チームカラー)の花火をたくさん上げるという話。
Hotel Minervaの屋上はそんなに広いわけではなく
しかも真ん中にはプールがあるので
花火の時間が迫ってくると
身動きもできないような込み具合のプールサイド。
いろんな人がいます。いろんな格好のイタリア人。
高級ホテルの屋上ということもあったので
もっと優雅なお上品な
おじ様おばさまが主流なのかと思っていたのですが
同年代くらいのイタリア人もたくさんいて
そういう人たちは
「見せ場」とばかりにみんな個性的な格好で。
それにPitti Uomoという
モード系の見本市が始まったこともあって
フィレンツェにはあるまじき「おしゃれな人々」が多かったのかも。
途中で何とかプールサイドに場所を確保して
花火鑑賞。
しけている。
隣のイタリア人の女の子も「ちっ」と舌打ちするほど
しけていたのです。
これはもしかしてやはり
昨夜の予行演習で全部使い切ったのでは
とマジで思わせる情けなさぶりだったのですが
徐々にボルテージ(?)が上がり花火も華やかさを帯びてきます。
するとイタリア人たち、口を揃えて
「これでなくちゃ」「ようやく目が覚めたのか」と好き勝手なことを。
(まぁ、私も同じことを思ったのですが)
途中で一回だけハート型の花火が上がると、みんな大騒ぎ。
イタリア人っていいなぁ、この程度で喜べてと
ハート型の花火で喜ぶイタリア人を観て私は幸せを感じました。
スターマインのような円くて大きな花火が少ない。
日本ではスターマインやたら多くて飽きちゃうのに。
たまぁに大きな円い花火が上がると大喝采のイタリア人。
赤い花火が夜空に広がると「ひゃぁぁぁぁ」。
イタリア人と花火を見る楽しみを満喫した夜でした。
帰り際、お会計すると
記念にってことで
ホテルのグループ名の入ったシルバーの
キャンディボックスをいただきました。