別に蝶々に興味がものすごくあるわけではありません。
むしろ、蝶々は種類がいっぱいいることは知っていても
アゲハチョウさえ区別できません。
しかし、フィレンツェ市長が盛大に
プロモーションかけていたので
どんなすごいものなのかと思って出かけてみることに。
日曜日の午後。
フィレンツェ市街地の北側にある居住区の中に
ひっそりと広がるGiardino orticultura。
列車でフィレンツェに入ってくると線路脇に見えたりします。
この温室が実はヨーロッパ最大級を誇るものらしいのですが
これまでまったく有効活用されたことがなく
いつも入り口が閉じられて、中はがらんとしていたのですが
今回ようやく有効活用の道を見つけたらしいのです。
9月末までの期間限定ですが。
「蝶々とお茶を」と名づけられた展覧会。
朝からずっと電話して
ワンコ同伴可能か確認したかったのに
電話が繋がらず、
一か八かでレイラを連れてお出かけ。
到着してみたらやっぱりワンコはだめ。
そりゃね、珍種もいるらしい蝶々放し飼いの空間に
ワンコ連れて行って
もしものことがあったら大変だからね。
そのまま帰ろうかと思ったら
入り口のチケット売りのお姉ちゃんが
どうせそんなに長時間かからないから
その間私がワンコ見ていてあげるといってくれたので
小さいレイラを預けて一人中へ。
あ、入場料は8,00ユーロ。
中に入ると蝶々が暮らしやすい温度&湿度に保たれているので
決して快適ではないかもしれませんが
外の太陽熱を浴びているよりはまし。
ひらひらと舞う蝶々を見ていると
不思議に涼しげな気分になったりして。
花も一部は造花が混じってますが
ちゃんと蝶が止まって蜜を吸えるような生花もあり。
明るくて広々した空間を優雅に蝶が舞っているいるのは
なんとも不思議な感じ。
フィレンツェじゃないみたいね。
休憩できるように椅子もあちこちに用意されています。
この椅子きっと蝶々をイメージしているんだよね。
可愛いです。
蝶々とお茶をというコンセプトですから
中にはバールも設置されています。
めいっぱい冷やされたアイスティーが
すごくおいしそうだったのだけど、
私と離れた瞬間から
ぎゃんぎゃん泣いてやまない
レイラの声が響いている温室で
みんなに気兼ねしながらお茶飲むのも気が引けたので
我慢して、一刻でも早く退散できるように
必死に写真を撮り続けました。
すっごくグロテスクだよなと思ったけれど
繭やさなぎも見ることができるようになってます。
繭が無理やり木につけてあるのが気になりますけどね。
中にはちょっとした噴水もあって涼しげな演出。
その周りを蝶々がひらひら。
なので、いっぱい写真に収められていた・・・。
蚊帳がつられていて、
その中にも貴重な蝶々がいっぱいいるようでしたが
なんといっても何の説明もなく
非常にゆるい展示なので
蝶々に詳しくないとよくわかりません。
展示ルームの端っこには
蝶々ではないなんだか怖そうな毒もありそうな
昆虫が虫かごに入れられていたり
繭からシルクを紡ぐ工房みたいなものがあるので
子供の夏休みの自由研究にはもってこい。
(そんなものがイタリアにあるのか知らないけど)
大人が一人で行くには手持ち無沙汰な感じ。
ゆっくりお茶でも楽しめるなら
それはそれで
けだるい日曜日の午後の過ごし方としてはお勧めです。
結局滞在中ずっと泣き止まなかったレイラを連れて
庭園を散歩。
花市が開かれるときは
足の踏み場もないほど混雑しているけれど
何もない夏の午後には誰もいません。
今チョンピの広場に置かれている
ロッジャのオリジナルはこちらです。
あんまり知られてませんけどねぇ。
もう一回くらい、
今度はレイラを連れないで出かけてみようかなと思ってますが、
8,00ユーロの入場料は高いよ。
その上、中でお茶飲むと別料金だしなぁ。