山頭火つれづれ-四方館日記

放浪の俳人山頭火をひとり語りで演じる林田鉄の日々徒然記

夏山のトンネルからなんとながいながい汽車

2005-08-08 23:12:02 | 文化・芸術
041219-002-1
  Information<四方館 Dance Cafe>

<世間虚仮>

<狂信の徒と化した小泉純一郎>

衆議院解散となった直後の小泉首相の記者会見をテレビで見た。
相変わらず単純明快な口説だが悲壮感を漂わせたその表情は硬く内面の苦渋を覗わせる。
二日前に森前首相が記者団に囲まれて「変人を通り越している」と呆れ果てたように慨嘆していたが、
記者会見の小泉首相はもうそれどころではなく、
郵政解散だといい、国民に直接信を問うとする、その思い込み、自身の追い込み方はファナティックそのものではないかと見える。
その狂信性も4年前の自民党総裁選のように「自民党をぶっ壊す」という単純明快なスローガンとともに新鮮さと明るさに包まれ装われていた時は、国民的人気となって熱狂的に支持されたが、今回の解散総選挙はけっしてそうはいくまい。
この4年間で、彼のあまりに直線的なリーダーシップはすでに大きな疑問符が付されているにもかかわらず、猪突猛進するがごとく国民に信を問いたいとは異常としか言い難く、みずから危機感を募らせ非常時を生み出し世論を煽るような手法は、私には犯罪的でさえあるとみえるのだが。


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線路がひかるヤレコノドツコイシヨ

2005-08-08 15:06:29 | 文化・芸術
050512-015-1
 Information<四方館 Dance Cafe>

<世間虚仮>

<狂った夏。-郵政法案参院否決、衆院解散総選挙へ>

平成17(2005)年8月8日午後1時、テレビのどのチャンネルも国会中継をしている。
1時45分ごろ、採決の結果が出た。
賛成票108
反対票125
うち、自民議員の反対票22
郵政民営化法案が参議院で否決された。


不思議なことだが、この結果を受けて、まもなく小泉内閣は衆議院の解散を宣するだろう、とされる。
なお残暑厳しい暑い夏に、自民分裂か解体か、さらには政権交代劇が演じられるのか、
総選挙の熱い闘いが繰りひろげられる。
自民内部の造反劇という異例の騒ぎのなかで衆議院の可決をして以来、
異例は異例を呼び、すわ狂乱解散かと世間の耳目を集めてきた国会騒動は、
小泉首相のご乱心で全国民に新たな舵取りの判断が付託されることになる。


小泉純一郎はとうとう烏滸の人となった。

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