山頭火つれづれ-四方館日記

放浪の俳人山頭火をひとり語りで演じる林田鉄の日々徒然記

お盆の御飯ふつくら炊けた

2005-08-12 14:37:58 | 文化・芸術
050512-004-1
Information「四方館 Dance Cafe」

<風聞往来>

<河内音頭はいいが‥‥、菊水丸は?>

「河内音頭ロボット、万博デビューへ 菊水丸さんと共演」という記事があった。
大阪府下の八尾はかなりの技術力を有する中小零細企業があつまるものづくりの街であることは、私もひょんな経緯からいくつかの会社をとおして承知しているが、この記事によると金型メーカーなどが中心となって、ロボットに河内音頭を演奏させようと製造に取り組んで、「河内音頭ロボット」の完成となったらしい。八尾の中小企業連の精密な高い技術力が、愛知万博でこのロボットをもって紹介されることは大変悦ばしいことで大いに賛成だが、新聞詠みの家元こと河内家菊水丸とコンビを組んで話題性を盛り上げなければならないのが、菊水丸嫌いの私にはなんとも苦々しく言いがかりのひとつもつけたくなる。


菊水丸嫌いといったがけっして感情論なんかではない。何回か彼の新聞詠みとやらの音頭を聞いたことがあるが、とにかく下手くそも下手くそ、リズム音痴なのかノリは悪いしコトバはよく聞き取れぬ、肝心の風刺もヒネリもなくストレートで、いいところなくとても音頭取りの芸とはいい難い代物である。なぜ彼がマスコミをとおして全国版になるまでうけたかといえば、今をときめく小泉流にも似て、単純明快な分かりやすさであったろうか。そんな安物芸がこの十数年まったく練れもせず、夏ともなると稼ぎ時シーズン到来と全国各地で引く手数多に出没なさる。
とにかく夏の風物詩として、私にとって不愉快な極みのひとつが、この菊水丸クンのご活躍なのだが‥‥。


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