―山頭火の一句― 昭和5年の行乞記、12月24日の稿に
12月24日、雨、彷徨何里、今後もSの厄介、不幸な幸福か。
また清水村へ出かけてA家を訪問する、森の家を借るために、-なかなか埒があかない、ブルヂョアぶりも気にくはない、パンフレツトを出すのに不便でもある、-すつかり嫌になつて方々を探しまはる、九品寺に一室あつたけれど、とてもおちつけさうにない、それからまた方々を探しまはつて、もう諦めて歩いてゐると、春竹の植木畠の横丁で、貸二階の貼札を見つけた、間も悪くないし、貸主も悪くないので、さつそく移つてくることにきめた、といつて一文もない、緑平さんの厚情にあまえる外ない。
※表題句は、12月15日記載の句から
―四方のたより― Sou Mon-相聞Ⅲ、その2-
今日のVideoは、2006年のAlti Buyoh Festival参加作品「Sou Mon-相聞Ⅲ-」のScene.2
小嶺由貴と末永純子によるImprovisation Duo、Pianoの即興は杉谷昌彦。
Sou Mon-相聞?-Scene.2-by四方館-Alti Buyoh Festival 2006
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