
Information – 四方館の DANCE CAFE –’09 Vol.4-
出遊-二上山夢験篇-
あそびいづらむ-ふたかみやまゆめのあらはれへん-
Date :12/27 –Sun- PM2:30
Space : 弁天町市民学習センター
―山頭火の一句― 「三八九-さんぱく-日記」より-03-
12月30日、風は冷たいけれど上々吉のお天気、さすがに師走らしい。
私は刻々私らしくなりつつある、私の生活も日々私の生活らしくなりつつある、何にしてもうれしい事だ、私もこんどこそはルンペンの足を洗ふことが出来るのだ。-略-
師走の人ごみにまじつて、ぶらぶら歩く、買ふ銭もなければ、あまり買ひたいものもない、あんまりのんきな師走の私かな。-略-
午前は元寛さん来訪、夜は馬酔木居往訪、三人で餅を焼いて食べながら話した、元寛さんは元寛さんのやうに、馬酔木さんは馬酔木さんのやうに、どちらともすぐれた魂を持ってゐられる。‥
元寛さんから餅と数の子を貰つた、ありがたかつた。
※表題句の外、17句を記す
-四方のたより- 磐余の章Scene.3
「死の相聞」その1
-書紀に曰く、妃山辺皇女、髪をふり乱して、すあしにして参り赴きて、殉に死ぬ。
女がひとり、走りきた
裳裾をひるがえし
蒼白な面は美しく 昂ぶりは極限にあった
空の高みで雷鳴が轟く
悲しみと憤怒の狂気
彼の人の死に 死をもって相聞した
林田鉄、往年の仕事-「鎮魂と飛翔-大津皇子-」磐余の章-Scene-3
