里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

花の詩画集より

2009年02月06日 | 日々のつぶやき
午前中に、いつもかかっている循環器内科の6週間目の予約日でしたので、行きました。

受付を通ってから診察に呼ばれるまでは、自分で持って行った本を読んでいました。

検査も診察も終わって、また受付の会計窓口から呼ばれるのを待っている時、ロビーに置いてあった本・星野富弘さんの「花の詩画集」“あなたの手のひら”を読んでいました。

2,3目と心に留まったのを紙切れにメモして来ましたので、ここに書き写してきた詩を書きます。

絵のほうは、とても綺麗な絵が描かれていて、そこに詩が書いてありました。
ここでは、描いてあった絵ではなく、私がかってに入れたものです。


胡蝶蘭

美人薄命と言うけれど

もう二カ月も色あせず少しの水と光を

それに細い針金で

この美しさ

二万円という値札の中には育てた人の愛情も

含まれている




椿

遠い国のことだけれど

戦争が起り

沢山の人が死んで  

戦争が終わった

庭に椿が

咲いている間に


背中

自分の顔が

いつも見えていたら

悪いことなんか

できないだろう


自分の背中が

いつも見えていたら

侘しくて涙が出て

しまうだろう


あなたは私の顔を

いつも見ている

私の背中を

いつも見ている