里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

亡き母に思いを

2016年05月18日 | 日々のつぶやき
娘が、よく私に怒ったり、口ごたえをすると、その時に思い出す言葉があります。

「自分がして来た事を、自分が親になった時、子供から同じことを受ける」という言葉です。

私は、親に反発したことも、文句を言ったこともありません。

私は、どちらかというと、勇気がなく、何事も引っ込み思案で、行動や、言葉に出すことが出来ない人間でした。つまり、うちにこもるタイプの存在でした。

なのに、今の娘からは、言葉も行動もやり込められるタイプです。

なんか、納得いかない部分があります。

私のすぐ下の妹が、今の私の娘とよく似ています。

母は、この妹が、一番成績もよく、体育も音楽も何でもよく出来る子でしたので、母の一番自慢の子でした。

しかし、この妹は、母が自慢するのもなんとも思わず、母の言うことは何も聞かず、好き勝手なことばかりしていました。

私たち、三姉妹が、それぞれ結婚してからも、この妹だけが舞鶴に住んでいましたので、母は、何か頼みたいことがあった時、地元にいるこの妹に頼むのですが、この妹が言うことを聞いてくれないのでと、私のほうへSOSを電話で言ってきたことも何度かありました。

自分が思うように生きられる人間て、幸せなのかなと思う時もありますが、私はそうは思わないし、私自身そこまで自分の思うがままにということが出来ません。

すぐ近くにいる娘からは、子供の面倒を見させられたり、自分たちの好都合になるように母を使うのに、母の頼み事はあまり聞くことは無かったようです。

そんな母を思うと、やはり親は子供のために、いつも使われるのかなと思ってしまいます。

そんな母を思い出していたら、よく母が口ずさんでいた「青い山脈」の曲を思い出しましたので、探してみました。


大正琴合奏 「青い山脈」(カバー) 音夢の会