ボストン現地レポート 教育に関連した話題を現地から

アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2016年02月09日 | アメリカのサマーキャンプ
今日は、この冬一番の寒さです。気温はマイナス15度程ですが、体感温度はマイナス20度以下ということです。明日はさらに気温が下がるということで、寒さには慣れているとは言え、外出を控える人も多そうです。

本日も、昨年の夏に日本からサマーキャンプに参加された生徒さん、保護者の方のご感想をご紹介いたします。

参加時は中学2年生のお嬢さんで、アメリカのサマーキャンプには初めての参加でした。いくつかサマーキャンププログラムをご紹介した後、ティーン(13歳から16歳対象)のみを対象としたサマーキャンプへの参加を希望されましたので、年齢や学年からもまだ少し早いのでは、とお話ししたのですが、お母さまから「娘の体格や性格からも、年上の参加者が多いほうが合っています。」、とのお話で、ティーンのみを対象としたサマーキャンプに参加されました。

ボストン空港で、このお嬢さんと初めてお会いした時は、なるほど!一緒に到着した高校生たちに引けを取らない体格、そして性格もとても前向きであり、落ち着いた印象のお嬢さんでした。

質問:サマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと。(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答: 一つは、ダンスプログラムでした。私は毎週、ヒップホップ、レゲトン、ズンバをとっていて、今回のキャンプでダンスがより好きになりました。日本ではダンスをする機会が少なく、先生も一律の練習しかさせてくれませんが、このキャンプのダンスクラスは恥ずかしいとか、ミスしていけないというしばりが無く、自由に自分を表現できました。また、確実に上達していることを実感でき、病みつきになりました。
2つ目は、フェスティバスという、キャンプ最終日に行うパーティーです。その日は、チーム対抗でゲームをしたり、友達にホイッブクリームを投げたり、チョコソースやインクをかけたりと、はじけて遊びまくります。こんなパーティー、日本では絶対に体験できません!他にも、たくさん楽しい体験ができたキャンプでした。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答: 以前より社交的になりました。文化や言葉が違う人とでも、話していくうちに仲良くなり、相手の文化を理解することができました。だけど、キャンプの食事は私たち日本人には美味しいとは思えなかったのに、他の人たちは美味しいと言っており、驚きでした。特に帰国後、中国人の友達が、"I really miss the food at the camp"という一文があったので、ビックリでした。やはり和食は美味しいですね!! キャンプに行くと和食が恋しくなります。

質問:来年もアメリカでのサマーキャンプに参加したいと思いますか? その理由は?
答: 思います! キャンプでは日本で体験できないプログラムがたくさんあって、とても楽しいからです!! 友達もたくさんできます!

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
答: お米が欲しい。。。 洗濯の回数を増やして欲しい。。。

(保護者)
質問:お子さんからお聞きになられたプログラムの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
答: 成田で娘を出迎えた際、「どうだった?」との問いに、「毎日、大音量で音楽が流れて、ダンスを踊って、テニスに打ち込んで、みんなフレンドリーで本当に最高だったよ!」と返事が返ってきました。どのプログラムも楽しかったようですが、彼女はダンスとテニスを中心に、その合間合間にリラックスできるプログラムを入れ、3週間アクティブに過ごしたそうです。
カウンセラーさんからは、「どれだけ運動が好きなの!」と驚かれたそうですが、その成果なのか、帰国後の中体連のテニスの新人戦では本選に出場できました(笑)。
毎週のカリキュラムを自分自身で決めることが、前向きに物事に取組む姿勢に繋がったのか、と感心してしまいました。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答: 様々な国からキャンパーが集まるので、仲良くなったお友達には様々な文化や習慣があり、とても興味深かったそうです。うらやましい他国の文化や習慣、あるいは自分が日本人で良かったーと思える事柄を実感できたようです。帰国後も日々の生活の中で、そのような事を意識しているようです。本当に良い体験ができました。

質問:何かプログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
答: 

質問:コーディネーションを担当いたしました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
答: この度は大変お世話になり、どうもありがとうございました。ボストンでもアテンドしてくださるタミー様の存在が、現地に向かう娘にも、私たち親にも、とても心強いものでした。キャンプ地も訪問してくださるので、安心してお任せできました。今後とも、機会がある都度、よろしくお願いいたします。

キャンプ地を訪問しました際は、ヒップホップダンスのクラスの真っ最中で、男子も混ざった5人ほどのグループと先生と、ものすごい熱気の中で思い切り体を動かしてダンスに熱中している様子が、とても印象的でした。少しお話をした後、「これからズンバのクラスなので!」と元気に走り去っていく姿を眺めていました。このキャンプでは、最年少のキャビンでの生活でしたが、その中では実に色々な体験もできたようです。言葉や文化の壁は、持ち前の物怖じしない性格や、ダンスやテニスで克服し、言葉や文化が違っても心がしっかりと通じ合う、自分だけの体験を、このお嬢さんは日本に持って帰ってくれました。和食が恋しくなったことをきっかけに、日本のことやご家族のことも改めて考えることとなったようです。日本を飛び出してみて、初めて得ることができる、とても有意義な体験を、たった3週間の間にたくさんしてくれて、私も嬉しい限りです。
ダンスがあまりに上手でしたので、キャンプ内ではビデオ撮影は禁止となっているのですが、内緒でビデオも撮ってきて、保護者の方に見ていただけたのも、良かったです!
また、日本を飛び出してきて欲しい、と心から願っています。


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