この春まで広域消防羽後分署長をされた芳賀正志さんから、湯沢凧を2枚頂きました。
湯沢凧は江戸時代の元禄年間(1688年〜1704年)から揚げられていたと言われ、300年以上も伝わる湯沢市の有形民俗文化財です。
実は私が子供の頃、家の2階に上の写真と同じ凧が2つ飾ってあり、堅雪の上で挙げて遊んだ記憶があります。
湯沢市の名家、山勢勝太郎さんの奥様が私の本家の出で、その凧は山勢さんが描いた物だと聞いていました。
芳賀さんは親子2代にわたって湯沢凧を作っているそうで、現在「湯沢凧同好会」の副会長をなされています。
大きな目玉が特徴の「まなぐ凧」は全国的にも珍しいそうで、江戸時代にツツガムシ退治のために鬼女の顔絵を雄物川沿いに立てたのが、原画になっているそうです。
現在凧を描いて作れるのは4人だけだそうで、後継者育成が課題だと話されました。
夏休みに孫が遊びに来るので、さっそく一緒に挙げてみようと思います。