羽後町出身で、旧日本将棋連盟の初代会長を歴任した金易二郎名誉九段の功績をたたえる頌徳碑(しょうとくひ)が、五輪坂から町中心部の西馬音内本町かがり火広場に移設されました。
金易二郎氏は、200年続く「弥助そばや」三代目の次男として生まれ、井上義雄門下に入り、やがて日本将棋連盟の会長を務め、名誉九段を授与され、将棋連盟から「棋士番号1番」を与えられています。
昭和55年91歳で亡くなられましたが、その功績を将来に語り継ごうと昭和59年に五輪坂の高台に頌徳碑を建立しました。
当時の竣工式には、弟子だった高柳敏夫名誉九段や孫弟子の中原誠十六世名人や田中寅彦九段など、そうそうたる顔ぶれの棋士が来町され、コミセンで記念対局が行われたのを記憶しています。
移設した記念碑の前には石造りの将棋盤を設置し、12日(日)午前9時半からの除幕式の後には、島朗初代竜王(孫弟子)と秋田県小学生名人の高橋眞斗君の指導対局も行なわれます。
ぜひおいで下さい!