あの有名な「枯葉」(Les Feuilles Mortes)をイヴ・モンタン
のバージョンで歌いました。フランス語で歌うのは、かなりむつかしく、
特にヴァースは苦労しました。録音は20回以上しました。
自分自身でまずまずかなぁと思うものを、You Tube にアップして
公開しました。
ネイティブなフランス語の感じは、下手ッピな発音では出ませんでした。
単に歌詞を追いかけているにすぎないと云う感じは否めません。
聴いてあげるよってと云う人がいらっしゃるとうれしいです。
※パリの公園の枯葉と名所をスライドさせて動画にしました。
英語ならヴァースがないので、歌い易く良く歌っているのですが・・・
録音する前にギターで何度も練習しました。
しかし、イヴ・モンタンやジュリエット・グレコを聴いて練習しましたが、
発音がかなり難しかったです。
イヴ・モンタンの味わいある歌を聴いてください。ライブ映像です。
ジュリエット・グレコもライブ映像がありました。
この曲について、調べました。
1945年にジョゼフ・コスマがローラン・プティ・バレエ団のステージ
«Rendez-vous»の伴奏音楽として作曲しました。この時には、まだ
歌詞は付けられていませんでした。
その後、1946年にマルセル・カルネ監督がこの曲を「夜の門」
«Les Portes de la Nuit»という映画の挿入歌として使いました。
イヴ・モンタンが映画の中でハミングしてこの曲が世に出ました。
バレエのあらすじを書いていたジャック・プレヴェールが、この曲に歌詞を
つけ、1951年の映画«Paris, Paris toujours»で、イヴ・モンタンが歌い
広く知られるようになりました。
そして、ジュリエット・グレコも歌い世界中で大ヒットしました。
「ムーン・リバー」などを作詞したアメリカのジョニー・マーサーが
「Autumn Leaves」として英語の詩を付けました。
英語のバージョンはナット・キング・コールなど多くの歌手にカバーされ、
スタンダード・ナンバーとなりました。ジャズではスタン・ゲッツが最初に
取り上げたと言われていますが、マイルス・デイヴィスやビル・エヴァンス
などの名演が数多くあり、殆どのミュージッシャンが今もなお、演奏し新たに
録音もしています。
Nat King Cole のTVショーでの映像です。
エヴァ・キャシディ この人の歌い方は独特です。ライブ映像です。
一時期、この歌い方を真似る「エヴァ・キャシディ スタイル」が流行りました。
インストのジャズを。ビル・エヴァンスのライブ映像です。
ジャック・プレヴェールの詩は過去の恋愛のみを書いたものではなく、秋の枯葉や
海に消える砂の上の足跡に託して、人生の秋を表現しています。
この歌が単なる失恋や思い出の歌以上に味わい深いのは、過去の思い出からの決別を
書いており、その人生の余情を感じさせます。
これは、ジャック・プレヴェールが詩人であることを示しています。
この曲はシャンソンの名曲中の名曲ですね。
~ Les Feuilles Mortes ~
<歌詞>
Oh! je voudrais tant que tu te souviennes
des jours heureux ou nous etions amis
En ce temps-la la vie etait plus belle,
et le soleil plus brulant qu’aujourd’hui
思い出してほしい
僕たちが愛し合い、幸せだった頃を
あの頃 人生は今よりずっと美しく
そして 太陽は光り輝いていた
Les feuilles mortes se ramassent a la pelle....
Tu vois, je n’ai pas oublie.
Les feuilles mortes se ramassent a la pelle,
Les souvenirs et les regrets aussi
枯葉が舞う季節になっても
その思い出を忘れはしない
Et le vent du nord les emporte
Dans la nuit froide de l’oubli.
Tu vois, je n’ai pas oublie
la chanson que tu me chantais.
それらを北風が冷たい夜の闇の中に運び去る
君が歌ってくれた歌も
C’est une chanson qui nous ressemble
Toi, tu m’aimais et je t’aimais
Nous vivions tous deux ensemble
Toi qui m’aimais, moi qui t’aimais
僕に歌ってくれたあの歌
あの歌は、僕たちのことを歌っているようだ
僕を愛したのは君、君を愛したのは僕
二人は一緒に暮らした 僕達はいつも一緒だった
Mais la vie separe ceux qui s’aiment
tout doucement, sans faire de bruit
et la mer efface sur le sable
Les pas des amants desunis.
時は やさしく 静かに
愛する者に別れをもたらす
そして 砂に残した二人の足跡を
波が消し去ってゆく