美術館巡りと古都散策、Jazz & Bossa など・・

スタンダードやボサ・ノバなどを歌って録音したり、美しい景色などを撮影して動画を作っています。美術展にもよく行きます。

大好きな女優 “イングリッド・バーグマン”

2015-01-21 | 映画

先日、映画『カサブランカ』のテーマ曲“As Time Goes By” を歌って録音しました。

この曲は何度も歌っていますが、なかなか満足出来る録音が出来ません。

この曲を歌う度に感動します。

なぜ ?

それは、際立った美貌と知性を感じさせるイングリッド・バーグマンを思い出すからです。

彼女が出演した映画のすべてを見たわけではありませんが、一番印象に残っている映画は、

何と云っても『カサブランカ』なんです。

アメリカでは、文化的・歴史的・芸術的に重要なフィルムを保存するために、1989年から

アメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)という取組をしており、映画

『カサブランカ』は、これに最初にセレクトされた25本の中の1本なのです。

又、アメリカ映画協会選定の 「アメリカ映画の名セリフベスト100」(2005年)にもこの映画

でのハンフリー・ボガートの有名なセリフ「君の瞳に乾杯」など多くのセリフが選ばれています。

私が生まれていない1942年に作られた映画ですが、さすがに映画史上屈指の名作と言われている

作品で、何度見ても感動します。

イングリッド・バーグマンについて、インターネットで少し調べました。

スウェーデン出身の女優で、ヨーロッパとアメリカで数々の映画に出演しました。

1915年8月29日に生まれ、1982年の67歳の誕生日に亡くなっています。

母親を2歳の時、父親を12歳の時に亡くし叔父のもとで育てられました。

幼少の時から演技に興味を持ち、ストックホルムの王立演技学校で演技を勉強。

1934年に「ムンクブローの伯爵」で映画デビュー。

1939年に、アメリカに渡り「別離」で主演。

1942年「カサブランカ」にて人気を確実にする。

1944年「ガス燈」でアカデミー主演女優賞を受賞し、名実共にハリウッドを代表する女優になる。

1949年、当時“ネオ・リアリズモ”の筆頭格にあったロベルト・ロッセリーニが監督したイタリア映画

『ストロンボリ/神の土地』に主演。これがきっかけとなり、バーグマンとロッセリーニはともに既婚者

であったにも関わらず、不倫関係を持つようになる。

この不倫関係とその後の二人の結婚は大きなスキャンダルとなり、バーグマンはその後の数年間アメリカに

戻れなかった。

1956年、『追想』でハリウッドに復帰。この映画でアカデミー主演女優賞を受賞。

不倫関係後の結婚で評判を落としていたが、旧来のファンもこの映画への復帰でバーグマンを許したと

いわれている。

以後も活躍を続け、

1974年「オリエント急行殺人事件」にはアカデミー助演女優賞を受賞。

イングリッド・バーグマンはアカデミー賞を3度受賞しています。主演女優賞が2回、助演女優賞が1回。

年代の新しい順にイングリッド・バーグマンが出演した映画を書きました。

・スティーブ・マーティンの 四つ数えろ (1982)
・秋のソナタ (1978)
・ザ・スター (1976)
・オリエント急行殺人事件 (1974)
・春の雨の中を (1969)
・サボテンの花 (1969)
・訪れ (1964)
・黄色いロールス・ロイス (1964)
・さよならをもう一度 (1961)
・六番目の幸福 (1958)
・無分別 (1958)
・恋多き女 (1956)
・追想 (1956)
・火刑台上のジャンヌ・ダルク (1954)
・不安 (1954)
・イタリア旅行 (1953)
・われら女性 (1953)
・ヨーロッパ一九五一年 (1952)
・山羊座のもとに (1949)
・ストロンボリ/神の土地 (1949)
・凱旋門 (1948)
・ジャンヌ・ダーク (1948)
・汚名 (1946)
・白い恐怖 (1945)
・聖(セント)メリーの鐘 (1945)
・サラトガ本線 (1944)
・ガス燈 (1944)
・誰が為に鐘は鳴る (1943)
・カサブランカ (1942)
・天国の怒り (1941)
・ジキル博士とハイド氏 (1941)
・四人の息子 (1941)
・六月の夜 (1940)
・一夜かぎり (1939)
・別離 (1939)
・ドル (1938)
・女の顔 (1938)
・間奏曲 (1936)
・スウェーデンイェルム家 (1935)
・ワルプルギスの夜 (1934)
・ムンクブローの伯爵 (1934)

 

           ~ ♪ ★  ♪ ~  ~ ♪ ★  ♪ ~

 

次の動画は、3年前にジャズのセッションで歌って録音したものです。

 

               ~ As Time Goes By ~

 

You must remember this,

A kiss is still a kiss

A sigh is just a sigh

The fundamental things apply

As time goes by

 

And when two lovers woo, they still say “I love you”

On that you can rely

No matter what the future brings

As time goes by

 

Moonlight and love songs never out of date

Hearts full of passion, jealousy and hate

Women needs man and man must have his mate

That no one can deny

 

It’s still the same old story,

A fight for love and glory

A case of do or die

The world will always welcome lovers

As time goes by


これだけは忘れないでほしい
キスといえば キスをすることだし
吐息といえば ため息をつくこと
そういうものは何も変わらない
いくら時が流れようとも

恋人たちは今でも「愛している」とささやくから、信じていい
この先何があろうとも
いくら時が流れようとも


月明かりもラブソングも決して時代遅れにはならないし
恋人たちの心は、いつでも情熱と、嫉妬や憎しみでいっぱいだし
女は頼れる男を求めているし、男にはいつもそばにいてくれる伴侶が必要
そんなことは誰も否定できない

いつの時代も同じ事の繰り返し
愛と名誉のために
命を賭けて戦っても
恋する者たちを世界は優しく受け入れる
いくら時が流れようとも