モーリス・ルブラン『ルパンの告白』新潮文庫、1951.
シャーロック・ホームズから再びルパンへ
シャーロック・ホームズも好きなんだけど、ルパンの方がアウトロー的な感じで好きなんだよね
で、この「ルパンの告白」はルパンが語る9つの冒険集。
ルパンがガニマール警部を見事手玉に取る(というよりも手のひらで転がす)「赤い絹のショール」はオモシロかったね~事件のヒントを与えて、ガニマールに事件を解決させ、最後のいいトコはルパンがさらってゆく。
他にも、ルパンが危険な目にあう「地獄罠」やドキドキハラハラな「うろつく死神」など、スバラシイ事件が詰まった一冊だね
自惚れ、自信過剰、そんなルパンだけど、憎めないんだよね