宮城谷昌光『管仲(上・下)』文春文庫、2006.
時は春秋時代前期。「管鮑の交わり」で知られる斉の国の名宰相・管仲の生涯と、鮑叔との信義を描く。斉の大夫の家に生まれた鮑叔の明るい才と、若いときから不遇が続いた管仲の深い個性は、出会った時から惹かれあう。青年時代に共に遊学や商いをして各国をめぐったことで、絆はより深くなった。後に敵味方に分かれて戦場に立ってもなお信を抱き、ついには手をとり合い斉の名宰相・大夫として、君主の桓公を覇者にするまでを、鋭い人物描写と為政への洞察で読ませる渾身の歴史長編。(出版社HPより)
人間の限界を知るからこそ天をみて生きた管仲と人をみて生きた鮑叔だからこそ理解できた管仲の凄さ、この2人の出会いによって斉の桓公を覇者にし中華の歴史を動かしたのだから、これもまた、天によるものなんだねぇ
斉国の名宰相である管仲と最大の理解者であった鮑叔とのお互いを認め合い、助け合うココロにガッちゃんの胸は震えたね
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます