この映画は、半藤一利さんの「日本のいちばん長い日 決定版」と、昭和天皇と首相・鈴木貫太郎の姿を描いた「聖断」。そして、角田房子さんの阿南陸軍大臣の生涯を描く「一死、大罪を謝す」、さらに、2014年に宮内庁から発表された「昭和天皇実録」が原作となっている
太平洋戦争末期、1945年4月の鈴木貫太郎内閣の発足から玉音放送が流される8月15日正午までが描かれた作品なんだけど、その間、陸海軍の主導権争い、本土決戦か降伏かという陸軍内での抗争(国体護持のため、最後まで徹底抗戦を唱えるクーデターが起こるなど)と、緊迫感が凄すぎて、気が休まるときがなかったねー
学校の勉強なんかでは、原爆投下、ポツダム宣言を受諾して終戦みたいな感じで簡単に書かれているけど、実際はそんな簡単じゃないんだよねー。始めた戦争を終わらせることがいかに難しいか、そしてその間も人々が死に続けていく事実。やはり、戦争はひとつもいいことがないよね
今年は、戦後70年。御前会議が開かれた御文庫付属室と玉音放送の公表もあって、改めて戦争とは何だったのか考えたくなったね
というコトで、半藤さんの「日本のいちばん長い日」、「聖断」そして、川田稔さんの新書「昭和陸軍全史1~3」を読んでいるトコロ
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