リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

幼保無償化:課題は「質の確保」だけではないはず

2019-04-11 | 待機児童
懸案の幼保無償化に向けた子ども・子育て支援法改正案が衆院を通過したという(朝日新聞2019-4-10)。だがこのところ塚田・前副大臣の「忖度した」という発言に話題が集まってしまい、ろくに議論されなかったような印象がある。衆院通過を報じる朝日記事も4面でごく小さな扱いだ。
記事は「保育の質の確保など課題は残されたまま」と書いており、たしかに無償化対象を無認可園にも広げれば質の低い園を公認することになってしまう。認可園とは違った特徴がある無認可園をあえて選ぶ人もいることはいるのだろうが、やはり十分な保育の質を確保できていない園をどこまで認めるかは心配だ。
だが「質の確保」よりももっと重大な問題は、そもそも無認可園にもはいれなかった「待機児童」の家庭は無償化の恩恵を全く受けられないということだ。野党は待機児童解消を柱にした対案を出すと言っていたはずだが、どうなったのだろう。
これから参院での議論がはじまる。まだ間に合う。何を優先すべきか、しっかり話し合ってほしい。

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