あらさき美枝(新崎美枝)いのちかがやく大阪を日本共産党大東市議会議員

日本共産党大東市議会議員で看護師のあらさき美枝(新崎美枝)が思い、感じる政治のこと

議会改革について 説明責任を果たすことを突き詰めればランキングもアップする。

2018年08月23日 | 日記
 議会改革
何年か前から地方議会の役割について問われる声も上がり、議会改革が全国の地方議会で取り組まれることになった。

大東市議会でも「日本一開かれた議会」と謳い、議会改革に取り組んでいるらしい。
らしいと書いたのは、私自身はまだ議会改革の取り組みへ役割を果たすことができていないから謙遜の意味で書いた。

議会改革ではどこでも主に、①情報公開の推進、②市民参加の推進、③議会の機能強化、この3点について取り組んでいる。

今回は議会改革を推進し、全国ランキングで上位にランキングされている石川県加賀市及び兵庫県福知山市にお邪魔し、議会改革の取り組みについてお話を伺いました。

加賀市の取り組みで印象的であったのは、子ども議会を推進している所です。小学生から中学卒業までどの子も最低1回は議会に訪れる機会が学校教育の中で保障されているそうです。教育委員会が協力して実施することができているようです。

選挙権が18歳へと年齢が下がったこともあり、早くから政治に関心を持つことができる機会があるのはとてもよいと思います。

また、加賀市では議会の日程など、各公民館など地域にも掲示したりと、関心を持ってもらう取り組みが行われていることが紹介されました。

出前議会は大東市議会でも行っています。年間3回、3班に分かれて行っていますので、1年間に最低9カ所で行われています。
加賀市でも出前議会が行われているそうです。出前議会の中で出た質問に対して議員は意見をしますが、その場で答えることが難しい場合は、持ち帰って委員会などで話し合って、その地域の掲示板に回答を張り出したり、HPに載せて公開するそうです。
市民に対して真摯に向き合っている議会の様子が分かりました。

福知山市では「役職選出に係る所信表明会の実施」が行われています。
議長を決める際、内々の秘密会議で合意を取り付けて、議長選挙を行うのではなく、立候補制にして、それぞれの職を志す所信を議員の前で表明し、ライブ中継もされるようです。
 所信表明の内容はその後の任期中の方針の軸にもなり、その軸を元に、年間計画も決めて実行していくそうです。
 
権力闘争ではなく、何をするか明らかにして投票してもらうというのは民主主義のキホンでそれを行っているのはすごいなぁと思いました。大東市議会には1期生が5人居てます。1年目、1期生が集まり議会活性化への方針をまとめた中にも、議長(役職)の立候補制を取り入れてはどうかという意見も出していました。その時は実現には程遠い雰囲気でした。

次に、地元の高校を訪問して、高校生から意見をもらうという、市民参加を積極的に行っているところもすごいと思いました。

出前議会も座談会方式にしたり、グループワークにしたりと工夫されていました。

行政視察研修報告会の実施もすごいと思いました。
実施しているすべての事はランキングを上げるためではなく、市民に対して説明責任を果たすという事から出発していることもすごいと思いました。市民のみなさんは説明することで初めて疑問や意見がでてくると思います。
それなしに、議会に関心を持って!というのは本末転倒ですね。

議会への傍聴は普段はそれほど多くはないようですが、傍聴者への取り組みとして、議会資料を配布していることは、さらに関心を高めるために有効だと思いました。
大東市議会では傍聴者にはその日の日程しか配られないため、傍聴者から何を議題に話をしているのか分からなかったと言われることがあります。

制度一つとってもその制度がどう変わるのか?よくなるのか?悪くなるのか?一つ一つ関心を寄せていただく努力が必要だと感じました。

一言でまとめると、市民への説明責任を果たすことを突き詰めれば議会改革のランキングもアップすると思いました。