あらさき美枝(新崎美枝)いのちかがやく大阪を日本共産党大東市議会議員

日本共産党大東市議会議員で看護師のあらさき美枝(新崎美枝)が思い、感じる政治のこと

保育の質の低下免れない~ 認可外保育施設の配置基準緩和

2021年06月14日 | 日記
6月議会では、午睡中、夜間も含め、保育士一人体制の時間帯を増やしていく基準緩和を行おうとしています。



昨年、12月に認可外保育施設の配置基準の低下となる、複数の子どもを保育する時間帯において限定的であっても保育士を一人で良いとしてしまう条例改定が行われました。


これらの相次ぐ規制緩和は安全性に欠けるだけでなく、子どもの発達を保障する保育環境をつくることを難しくします。


小規模保育所や家庭的保育所、企業型の保育所では、色んなニーズのお子さんを預かる保育施設で短時間から夜まで過ごす子どもなど、みんなが同じ時間帯を過ごす保育園より、高度な保育の専門性の発揮が必要になります。

こういった規制緩和を続けていく事が「こどもの最善の利益」になるとは到底思えません。

また、大東市は「現在の基準が実態に合わない」と説明するが、安易に配置基準の緩和ではなく、公定価格を引き上げ、保育士の待遇改善に努力すべきです。

このままでは深刻な保育士不足の解消も困難となり、さらに保育の質や安全性の低下につながる悪循環を引き起こします。

待機児童を解消しようという取り組みの中、規制緩和が繰り返されています。

安全安心に保育ができて、将来の日本を担う子どもたちの「発達の保証を第一優先」にした手厚い保育行政を求めます。

ケアに手厚い社会をつくろう!