ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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故郷は遠きにありて思うもの・・・

2018-06-10 08:00:44 | 日々の暮らし・思い出

石垣に住む前に10年かな、住んで居た夫の実家に行って来たよ。

畑の梅を採るのと友人夫婦に会いに行くのとで。

庭も畑も草ぼうぼうで・・・・

夏草や兵どもが夢のあと・・・

まさしくそんな感じだったわぁ。

細長い畑の一番奥に梅の木があるのでそこまでの通路の両脇には

ススキが背の高さほど。

前日に雨が降ったのか歩けば露がかかる。

イチジクの木はぐんぐん背丈が伸び、

猿除けのためにしてあるネットハウスの天井を突き破り、

なお1メートル以上も高く伸びている。

二月に来たときはこんなじゃなかったんだけど、

当たり前か、今はもう梅雨時。

全てが伸びる春過ぎているんだものねぇ。

けれどけれど、ここにキュウリやナスや白菜やブロッコリーや、

キャベツやトマトやインゲンや・・・・

その時その時の光景が浮かぶ・・・

当然なんだけど当然なんだけど当然なんだけど・・

胸が詰まる。

 

梅の実はやはり今年はもう色づき始めてた。

ほんのり赤みを帯びた梅の実がたくさんたくさん生ってた。

主無しとも梅は実る。

前に友人から頂いて移植した名も知らぬ木もびっくりするほど大きくなってた。

今のこの土地、この気候、この空気、人の手の入らなさ、なんかの

いろんないろんな全ての条件のもとのこの畑の姿なんだろうと思う。

当たり前の姿だ。

それをすっと受け容れることが出来ないのが人。

いや、わたし。

この地に住まないことを選んだわたしではあるけれど。

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