ユーカリといえば、コアラやオーストラリアを
イメージしてしまうほど有名な木ですが、
この木はオーストラリアの先住民族アボリジニの
伝統的な解熱剤として利用されていました。
19世紀に入りメルボルンの植物園長の手で
西洋にもたらされたそうです。
ユーカリノキは成長が早く、水分をよく吸収し、
乾燥地でもよく繁る丈夫な樹で、高さが30~80mぐらいになり、
なかには100mを超すものもあるそうです。
オーストラリアに生えている木の60%以上が
ユーカリノキだそうで、種類も800種ぐらいあり、
そのうち香料として利用されるのは、20種ぐらいです。
精油や医薬品として最もポピュラーなものは、グロブルス種で、
他にシュタイゲリアナやスミシ、ディーベス、ラディアタ、
レモンユーカリと呼ばれているシトリオドラなどの種があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/19/5b3a035c354605889c6d19c0508b01a8.jpg)
グルブルス種
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/81/fe947570f9c2f0064f4239747b6e0ab0.jpg)
ラディアタ種
どの精油も強力なパワーがあるので、妊娠中や乳幼児への使用は
控えた方がよいオイルです。
ただし、ラディアタ種だけは、子供に使っても安全な精油です。
またレモンユーカリ(シトリオドラ)だけは、性格や作用が異なり、
レモングラスの様な香りでリフレッシュ効果を持っています。
学名のユーカリ(Eucalyptus)は、
花の形がふたをした井戸に似ていることから、
ギリシャ語の「エウ(eu)」は「井戸・よく・美しく」の意味で、
「カリュプトス(calyptus)」は「ふた・覆う」の意味で、
井戸に落っこちないよう、ふたをしないといけないという教訓を広めるために、
この花にユーカリと名づけられたようです。
医薬品としてもポピュラーで、とても殺菌力が強く
オーストラリアから始めてイギリス本国にむけて輸出されたときは、
消化器の病気を好転させる作用があったことから、
シドニーペパーミントという名前で有名になったそうです。
また中国では「アン(木へんに安と書きます)油」と呼ばれ
薬用につかわれています。
日本でも「日本薬局方」に収載されていて、
消炎効果をねらったクリームなどに入っているので、
そのツーンと来る香り(カンファー臭)は、
どなたでもご存知なのではないでしょうか。
効能
アボリジニの伝統医学では、ハップにして様々な傷や炎症に外用し、
煎じ薬としても内服したようです。
葉から水蒸気蒸留で採取された精油は、
あらゆるハーブ薬の中で最も殺菌力の強いものの1つで、
たとえばユーカリグロブルスのパワーは2%に希釈したルームコロンでも、
室内の70%のブドウ状球菌を死滅させることが可能なくらいです。
また抗ウィルス、免疫系の強化、呼吸器系の去痰作用を持ち、
蒸気吸入すると、風邪の自然治療に役立ちます。
またハーブティーとしては、すこし薬っぽい青臭い独特の香りがありますが、
口の中をさわやかにして、活力を与えてくれるので、
朝が苦手な方や冷えを感じる方は、朝一番に飲まれるのをおすすめします。
粘液を追い出す作用が強いので、精油やハーブを鼻づまりやのどの痛み、
花粉症、ぜんそくのつらい症状を緩和するのに、芳香浴や蒸気吸入などで
利用するのもよいでしょう。
[蒸気浴]
ドライハーブ
ユーカリ 10g
ペパーミント 5g
ヒソップ 5g
お湯(浄水) 500ml
極楽塩 小さじ1杯
◎用い方
1. ボウルや洗面器にハーブを入れ、熱湯(浄水を沸かしたもの)と
極楽塩を入れる。
2. たちのぼる蒸気を深呼吸して吸い込む。
3. 充分吸い込んだ後は、冷めて香りがなくなるまで、
部屋の隅に置いておくとよいでしょう。
[マッサージオイル]
風邪や気管支炎、ぜんそくなどで、胸が苦しいときや、
関節の痛みがあるときに塗布すると気分が楽になるでしょう。
ユーカリ精油 10滴
オリーブオイル 30ml
◎用い方
1. オリーブオイル30mlを遮光ビンに入れ、ユーカリオイルを10滴入れる。
2. 胸や関節に、うすく広がるように塗る。
[ルームコロン]
ユーカリの強力な殺菌作用を利用して、ルームコロンを使って、
空気中にスプレーすれば、花粉症やぜんそくなど
アレルギー症の原因となる空気中のカビやダニを
浄化する効果が期待できます。
また眼鏡を拭くときに少しスプレーして拭くと、
花粉症の眼のかゆみをやわらげるのに役立つでしょう。
ーユーカリチンキー
ユーカリ 5g
ウオッカ(40度以上) 50ml
◎作り方
1. 密封ビンにウオッカを入れ、細かく切ったユーカリの葉を漬け込む。
2. 1日1回ぐらいビンを振り、2週間冷暗所に置く。
3. 2.をガーゼで濾す。(原液-チンキ)
◎使い方
1. 遮光のスプレービンに、原液(チンキ)と精製水を同量入れ、よく混ぜる。
2. 部屋の中、特に天井に向けてスプレーする。
(直接粘膜にはスプレーしないようにして下さい!)
料理
とても個性的な香りなので、料理には適していませんが、
ハーブティーとしては、ブレンドすることで、
おいしく元気にしてくれます。
[ブレンドハーブティー]
-風邪でのどが痛いときに-
ドライハーブ
ユーカリ 小さじ⅓
タイム 小さじ½
マロウ 小さじ1
ラベンダー 小さじ1/4
-血糖値の気になる方に-
ユーカリ 小さじ1/2(または葉1枚)
ジュニパーベリー 小さじ½
コンフリー 小さじ1/4
ネトル 小さじ1/4
イメージしてしまうほど有名な木ですが、
この木はオーストラリアの先住民族アボリジニの
伝統的な解熱剤として利用されていました。
19世紀に入りメルボルンの植物園長の手で
西洋にもたらされたそうです。
ユーカリノキは成長が早く、水分をよく吸収し、
乾燥地でもよく繁る丈夫な樹で、高さが30~80mぐらいになり、
なかには100mを超すものもあるそうです。
オーストラリアに生えている木の60%以上が
ユーカリノキだそうで、種類も800種ぐらいあり、
そのうち香料として利用されるのは、20種ぐらいです。
精油や医薬品として最もポピュラーなものは、グロブルス種で、
他にシュタイゲリアナやスミシ、ディーベス、ラディアタ、
レモンユーカリと呼ばれているシトリオドラなどの種があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/19/5b3a035c354605889c6d19c0508b01a8.jpg)
グルブルス種
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/81/fe947570f9c2f0064f4239747b6e0ab0.jpg)
ラディアタ種
どの精油も強力なパワーがあるので、妊娠中や乳幼児への使用は
控えた方がよいオイルです。
ただし、ラディアタ種だけは、子供に使っても安全な精油です。
またレモンユーカリ(シトリオドラ)だけは、性格や作用が異なり、
レモングラスの様な香りでリフレッシュ効果を持っています。
学名のユーカリ(Eucalyptus)は、
花の形がふたをした井戸に似ていることから、
ギリシャ語の「エウ(eu)」は「井戸・よく・美しく」の意味で、
「カリュプトス(calyptus)」は「ふた・覆う」の意味で、
井戸に落っこちないよう、ふたをしないといけないという教訓を広めるために、
この花にユーカリと名づけられたようです。
医薬品としてもポピュラーで、とても殺菌力が強く
オーストラリアから始めてイギリス本国にむけて輸出されたときは、
消化器の病気を好転させる作用があったことから、
シドニーペパーミントという名前で有名になったそうです。
また中国では「アン(木へんに安と書きます)油」と呼ばれ
薬用につかわれています。
日本でも「日本薬局方」に収載されていて、
消炎効果をねらったクリームなどに入っているので、
そのツーンと来る香り(カンファー臭)は、
どなたでもご存知なのではないでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/square_g.gif)
アボリジニの伝統医学では、ハップにして様々な傷や炎症に外用し、
煎じ薬としても内服したようです。
葉から水蒸気蒸留で採取された精油は、
あらゆるハーブ薬の中で最も殺菌力の強いものの1つで、
たとえばユーカリグロブルスのパワーは2%に希釈したルームコロンでも、
室内の70%のブドウ状球菌を死滅させることが可能なくらいです。
また抗ウィルス、免疫系の強化、呼吸器系の去痰作用を持ち、
蒸気吸入すると、風邪の自然治療に役立ちます。
またハーブティーとしては、すこし薬っぽい青臭い独特の香りがありますが、
口の中をさわやかにして、活力を与えてくれるので、
朝が苦手な方や冷えを感じる方は、朝一番に飲まれるのをおすすめします。
粘液を追い出す作用が強いので、精油やハーブを鼻づまりやのどの痛み、
花粉症、ぜんそくのつらい症状を緩和するのに、芳香浴や蒸気吸入などで
利用するのもよいでしょう。
[蒸気浴]
ドライハーブ
ユーカリ 10g
ペパーミント 5g
ヒソップ 5g
お湯(浄水) 500ml
極楽塩 小さじ1杯
◎用い方
1. ボウルや洗面器にハーブを入れ、熱湯(浄水を沸かしたもの)と
極楽塩を入れる。
2. たちのぼる蒸気を深呼吸して吸い込む。
3. 充分吸い込んだ後は、冷めて香りがなくなるまで、
部屋の隅に置いておくとよいでしょう。
[マッサージオイル]
風邪や気管支炎、ぜんそくなどで、胸が苦しいときや、
関節の痛みがあるときに塗布すると気分が楽になるでしょう。
ユーカリ精油 10滴
オリーブオイル 30ml
◎用い方
1. オリーブオイル30mlを遮光ビンに入れ、ユーカリオイルを10滴入れる。
2. 胸や関節に、うすく広がるように塗る。
[ルームコロン]
ユーカリの強力な殺菌作用を利用して、ルームコロンを使って、
空気中にスプレーすれば、花粉症やぜんそくなど
アレルギー症の原因となる空気中のカビやダニを
浄化する効果が期待できます。
また眼鏡を拭くときに少しスプレーして拭くと、
花粉症の眼のかゆみをやわらげるのに役立つでしょう。
ーユーカリチンキー
ユーカリ 5g
ウオッカ(40度以上) 50ml
◎作り方
1. 密封ビンにウオッカを入れ、細かく切ったユーカリの葉を漬け込む。
2. 1日1回ぐらいビンを振り、2週間冷暗所に置く。
3. 2.をガーゼで濾す。(原液-チンキ)
◎使い方
1. 遮光のスプレービンに、原液(チンキ)と精製水を同量入れ、よく混ぜる。
2. 部屋の中、特に天井に向けてスプレーする。
(直接粘膜にはスプレーしないようにして下さい!)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/square_g.gif)
とても個性的な香りなので、料理には適していませんが、
ハーブティーとしては、ブレンドすることで、
おいしく元気にしてくれます。
[ブレンドハーブティー]
-風邪でのどが痛いときに-
ドライハーブ
ユーカリ 小さじ⅓
タイム 小さじ½
マロウ 小さじ1
ラベンダー 小さじ1/4
-血糖値の気になる方に-
ユーカリ 小さじ1/2(または葉1枚)
ジュニパーベリー 小さじ½
コンフリー 小さじ1/4
ネトル 小さじ1/4