今度の魚は、明らかに今までと違う引き味だった。ひとたび走り出すと、ものすごいスピードで止まらなくなるのだ。となりの人はすぐに気づいてくれたが、さきほど大型魚を上げたルアーマンとラインが交錯してしまい、ロッドの向きを変えたところ、うまく外れてファイトに集中することが出来た。
長いやり取りの末、ようやく姿が見えて、もしやと思ったが、ランディングしてみると、やはりスチールヘッドだった。隣の人に報告したら、近くに来て「スチールヘッドって何ですか?」と聞くので、「ニジマスの海に帰るやつですよ。」と答えてみたものの、果たして伝わったかどうかは微妙な雰囲気であった。
この時点でかなりの数を釣っていたので、フライの結び目が傷んでやしないか心配になった途端、魚を掛けた瞬間に切れてしまった。まあ、フライもくたびれてちょうど良かったのだろうけど、切れたフライがどこへ行ったのか気になるところではあった。
午後は帰る人が多く、空いたスペースに移動してみたが、この頃からピタリとアタリが止まってしまい、渋い時間帯へ突入してしまった。ユスリカがハッチしていたので、もしかしたらミッジかドライで釣れたのかも知れないが、とにかくライズがあまりに散発で確信が持てなかったのだ。しかも、浮いた魚を狙って川鵜が次々と池に飛び込んだため、魚が警戒してライズも止んでしまった。それでもたまにアタリがあって、またしても重い手応えに、今度こそ大型と確信する。実際、ロッドは思い切り曲がったままなのにラインは出る一方、とは言え、スチールヘッドのようなスピードでは無かった。長いやりとりの末に上がってきたのは、50センチの丸々としたニジマスで、やはり尾鰭が大きくて綺麗な魚体だった。
午後3時を過ぎると、トラックによる放流があり、ここぞとばかり川鵜が飛び込んできて、まさに鵜呑み状態だった。中には30センチを超えるニジマスを咥え上げ、そのまま飲み込むものも居る。あの調子だと、放流魚の半数は飲み込まれたのでは?と思うほどだった。その後、昼過ぎにやって来たルアーマンが、大型を掛けてしばらくやりとりしていたが、結局バラしてしまったらしい。おそらく60くらいはあっただろう。こちらはというと、渋いながらもポツポツ釣り上げて、そのうちに終了時刻が迫ってきたため、今回は早めに上がることにした。
今日の釣果、ニジマス39尾、スチールヘッド1尾、スレ掛かり2尾、バラシ多数。
50センチ近いスチールヘッド。とにかく物凄いスピードで、対岸まで届きそうな勢いだった。
本日最大は、体高のある50センチのニジマス。尾鰭の大きさがかなりのファイターぶりを物語っている。
40センチクラスのスリムで美しいヒレピンのニジマス。
池の隣には王禅寺処理センターが見える。
タックルデータ
ロッド Maxcatch V-Access 9ft. 5wt.
リール Maxcatch Avid Pro 5seven
ライン SF WF5F
リーダー ティムコ アクロン スタンダード 9ft. 5X
ティペット フジノ プロフェショナルフロロカーボン 5X
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #10 オリーブ
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長いやり取りの末、ようやく姿が見えて、もしやと思ったが、ランディングしてみると、やはりスチールヘッドだった。隣の人に報告したら、近くに来て「スチールヘッドって何ですか?」と聞くので、「ニジマスの海に帰るやつですよ。」と答えてみたものの、果たして伝わったかどうかは微妙な雰囲気であった。
この時点でかなりの数を釣っていたので、フライの結び目が傷んでやしないか心配になった途端、魚を掛けた瞬間に切れてしまった。まあ、フライもくたびれてちょうど良かったのだろうけど、切れたフライがどこへ行ったのか気になるところではあった。
午後は帰る人が多く、空いたスペースに移動してみたが、この頃からピタリとアタリが止まってしまい、渋い時間帯へ突入してしまった。ユスリカがハッチしていたので、もしかしたらミッジかドライで釣れたのかも知れないが、とにかくライズがあまりに散発で確信が持てなかったのだ。しかも、浮いた魚を狙って川鵜が次々と池に飛び込んだため、魚が警戒してライズも止んでしまった。それでもたまにアタリがあって、またしても重い手応えに、今度こそ大型と確信する。実際、ロッドは思い切り曲がったままなのにラインは出る一方、とは言え、スチールヘッドのようなスピードでは無かった。長いやりとりの末に上がってきたのは、50センチの丸々としたニジマスで、やはり尾鰭が大きくて綺麗な魚体だった。
午後3時を過ぎると、トラックによる放流があり、ここぞとばかり川鵜が飛び込んできて、まさに鵜呑み状態だった。中には30センチを超えるニジマスを咥え上げ、そのまま飲み込むものも居る。あの調子だと、放流魚の半数は飲み込まれたのでは?と思うほどだった。その後、昼過ぎにやって来たルアーマンが、大型を掛けてしばらくやりとりしていたが、結局バラしてしまったらしい。おそらく60くらいはあっただろう。こちらはというと、渋いながらもポツポツ釣り上げて、そのうちに終了時刻が迫ってきたため、今回は早めに上がることにした。
今日の釣果、ニジマス39尾、スチールヘッド1尾、スレ掛かり2尾、バラシ多数。
50センチ近いスチールヘッド。とにかく物凄いスピードで、対岸まで届きそうな勢いだった。
本日最大は、体高のある50センチのニジマス。尾鰭の大きさがかなりのファイターぶりを物語っている。
40センチクラスのスリムで美しいヒレピンのニジマス。
池の隣には王禅寺処理センターが見える。
タックルデータ
ロッド Maxcatch V-Access 9ft. 5wt.
リール Maxcatch Avid Pro 5seven
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