勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

マーベルコミックスの原点

2006-05-23 | 映画のお喋り
 《ファンタスティック・フォー》 2005年・アメリカ
   監督:ティム・ストーリー、ブライアン・シンガー
   出演:ヨハン・グリフィズ、ジェシカ・アルバ、パトリック・スチュアート

アメコミのマーベルコミックから1961年に誕生したヒーローものが原作。
マーベルコミックスは他にスパーダーマン・ハルク・XーMENなどを生んでいる。
そう聞いただけで、内容は大体想像がつくと思う。
ま、そういう映画だ。

ただしスパーダーマンなどがその正体を隠さなければならないところに悲哀があるのと違って、この映画の4人のヒーローたちは、マスコミの前に堂々と姿を現してしまう。
明るい変身ヒーローものが売りなのだろうか。

もっとも彼らが特殊な能力を持つに至った経過は、スパイダーマンとたいした違いはない。
偶然って奴ですね。
4人がヒーローなので、それぞれに別の能力を持つと言うのが珍しいかも。

やたら目立たない主役の天才科学者の能力が一番笑える。
伸びるのだ。
ゴムのように伸び、敵をぐるぐる巻きにしてやっつける。

紅一点のジェシカ・アルバ(TVシリーズ「ダーク・エンジェル」主演)が透明人間なのには、ちゃんと観客向けサービスの秘密が。
透明になっても服は見えてしまうので、姿を消すためにそれを脱ぐ。
だけど能力が不安定なので、その恰好のまま元に戻っちゃう。
「キャ、ヤダ~」って感じ。

ジェシカの弟は火の玉男。
高熱を発して敵を倒せる上、空を飛べる。
一番能力的に得してるよね。
少なくともゴム男より。(主役が憐れ)

最後の一人だけは、能力を発揮するとき以外にも、すでに外見が変わってしまっている。
全身が岩のように硬い力持ちで、文字通り岩男。
こんな姿になったために奥さんに逃げられてしまう可哀想な役。

敵役は同じ原因で電気男になってしまった某国の王子様。
なんで急に悪い奴になってしまったのかわからなかったが、どうやら不幸な生い立ちの人だったらしい。
某国の王と女王だった父母は、ジプシーの血を引いていて、偏見が元で殺されてしまったとか。
なんか可哀想。

仲間内でワイワイもめたりしながら、最後は4対1で悪者役をやっつけ、町中のヒーローに。
とっても能天気なストーリーだが、お夜食なんかを用意してからぼんやり見てると、あ~ら不思議、一日の疲れが抜けたりする。
途中でツッ込んだり、野次飛ばしたりすると、さらに爽快な気分になること請け合いの映画だ。
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