高度順応トレーニング2日目は、ブライトホルン(4,164m)を登頂することだ。
トレーニングとは言え、人生初の4千m峰登山であるからとても楽しみだ。
昨日のハイキングとは違い、しっかりと雪山用の装備をザックに詰めて出発。
ブライトホルンへは、ツェルマットからロープウェイとゴンドラを乗り継いで登山口まで行ける。
最終の駅、マッターホルングレーシャーパラダイス(3,884m)まではあっという間である。
山頂までの往復チケットはスイスカード提示で一人49.5CHF(約4000円)で購入。
ツェルマットの穏かな気候から一変、一気に辺り一面銀世界へ来たものだから寒さが身体に堪える。
ここは、登山客以外にスキーを楽しむ人たちも結構いる。
しかし、よくまぁこんな高い場所に立派な施設を造れたものだ。
富士山よりも標高が高いのだから・・・
ブライトホルンは、クレバスに気を付けなければいけないのでコンテでスタート。
最初はスキー場と並行して進み、途中から左に進路を変えてルートへ入る。
特に難しい箇所はないが、急に標高の高い所へ来て歩きだしたせいか息が切れるワタシ。
でも、こんなことではイケナイぞ!とザクザク進む。
しかし、ペースが乱れ途中でトップを交替してもらう。
二人とも息切れがあまりにも辛く、また重いザックがかなりの負担に感じる。
2時間のコースタイムだから、もっと簡単で物足りないくらいかと思っていた。
どうも4千m峰を甘く見過ぎていたようだ。
途中で何度か立ち止まりつつも、何とか山頂まで頑張って登る。
ブライトホルン4,164mに登頂。約2時間強で登ることが出来た。
山頂からは、スイスアルプスが一望。素晴しい絶景である。
頂上は片側が切れ落ちており、雪に覆われた細長いスペースがあるだけで、
山頂を示すものは何も無い。
あぁ、ここまで頑張って登って来れて良かった・・・
しばらく景色を堪能してから再びコンテで下山する。
ツェルマットに戻り、ほっとすると初めての4千m峰登山を無事に登頂出来たことを実感。
また、高度順応がいかに大切なものかを身を持って知らされる登山でもあった。
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