らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

厳冬期の北海道~旭川旅行~

2015年02月21日 | 日常のこと

北海道へは山登りで夏に訪れたことはあったが、一度も冬に行ったことがなかった。
同じ山でも、冬の北海道の山となるとなかなか行く機会がなかったからだ。
そこで今回、初めての厳冬期北海道旅行を企画するワタシ。
さすがに1歳児を連れての冬山は危険であるので、もっぱら観光のみである。
どこがいいか考えた末に思い付いたのが、旭山動物園。
ここなら大人も赤ちゃんである1歳の娘も楽しめるであろう。
ちょうど旅行日程中に旭川冬まつりもあると知り、この二つを旅の観光メインにする。

旭川は、過去に最低気温マイナス41度を記録しているスゴイところだ。
この時も、天気予報をみると最低気温マイナス17度、最高気温マイナス5度と冬山並みだ。
冬山に行かず、街でこの寒さを体感できるなんて素晴らしい!
冬山装備で身を包み、いざ旭川へ飛び立つ。


朝10時半開園と同時に来園客でにぎわう旭山動物園。平日の動物園とは思えないくらいだ。
登山靴に滑り止めスパイクを装着して園内に入る。
登山用のアイゼンとは違うので、油断するとツルッといってしまうので注意しながら歩く。


午前11時、待ちに待った冬季限定ペンギンパレードが始まる。
そうなのだ、ワタシはこれを見るためにここまで来たのだ!と言っても過言ではない。
ペンギンたちがヨチヨチ歩く愛らしい姿を目の前で見るなんて初めてである。
わーわー喜ぶ私たち、背負子でぐっすり寝てしまっている娘…


園内の様子。列を成しているのは、ペンギンパレード見物のため。
このように、地面は雪で固く凍り付いて、一面真っ白である。
これぞ、雪国の動物園でしか見られない光景だ。



こんなに寒くても動物たちは、生き生きとして非常に元気だ。
キリンが雪を食べていたのは、かなり驚いた。
また、ほとんどの動物たちをかなりの至近距離で見ることが出来るから面白い。
なるほど、ここの動物園が大人気であることがよーくわかる。
ただ見るだけではなく、動物たちの「これは何だ?何のため?」がよく分かるのだ。
寒い、でも楽しい!と言いながら休憩を取りつつ夕方遅くまで滞在して動物園を満喫した。


翌日は、旭川冬まつりを見学する。その後、列車で美瑛町まで移動する。
富良野行の列車は、2両編成。進むにつれて、車窓から見える建物は減っていく。
私たちが降りた美馬牛駅は、辺り一面雪景色の静かなところだ。
これぞ、厳冬期北海道の大地に降り立った!という思いでうれしくなるワタシ。
大雪山は、残念ながら雲に覆われて姿を見ることが出来なかった。


翌朝天候は晴れ、朝の気温はマイナス17度。
外に出てみると風はなく、湿度が低いから気温ほど寒くは感じない。
ふと前方を見ると、キタキツネが2匹歩いている。
エゾリスも、庭先にやってきた。
旭山動物園も楽しかったが、やはり野生の動物たちと偶然出会える喜びは大きい。

今回の旅行では、1歳の娘が寒さに耐えれるかどうか一番心配していたが意外と平気であった。
これなら、冬山日帰りも行けそうだ。
よしよし、どこの山がいいだろうか、と楽しみがひとつずつ増える我が家である。





 


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