ダイビングと生き物の写真ブログ3~魚・鳥・花・蝶・トンボなどなど

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美しくて可愛い四国のコガタブチサンショウウオ(新和名イヨシマサンショウウオ)

2019-06-18 17:00:00 | 爬虫類・両生類・淡水魚

いつもの友人の案内で四国にコガタブチサンショウウオ(新和名イヨシマサンソウウオ)を撮りに行きました。
おかげさまで7個体ほど撮影することができました^^
撮影は雨の中だったのでレンズが濡れたり曇ったりして絵的にはイマイチでした。


一番綺麗な個体







コガタブチサンショウウオ/新和名イヨシマサンショウウオ/Hynobius kuishiensis
今まで見た小型サンショウウオの中でも特に美しく可愛らしい姿です。
個体によって斑の模様が全て異なり割と地味な個体からとっても派手な個体まで様々です。
生息地の様子や詳しい見つけ方などの情報はここでは書きませんが、
普通の流水性の小型サンショウウオとは少し違う感じの環境にいるので、
案内なしではまず会うことができなかったと思います。




尾の模様が綺麗な個体






<コガタブチサンショウウオ/新和名イヨシマサンショウウオ/Hynobius kuishiensis
全長10cm前後で尾が比較的短くブチサンショウウオに比べて小柄です。
分布は愛知県・岐阜県・大阪府・滋賀県・奈良県・和歌山県・四国地方・九州地方(長崎県を除く)で、
他のブチサンショウウウオ3種に比べて体が小さく斑がより鮮やかなものが多い感じです。
四国の個体群は将来的には独立種になるかもしれないとのことでとりあえずたくさん撮っておきました。
※下に記していますが撮影直後の2019.8月にやはり独立しました。




その他ごっちゃり撮ってまた綺麗な2匹
















コガタブチサンショウウオ/新和名イヨシマサンショウウオ/Hynobius kuishiensis
今回見つけたのは地味目の個体が5匹と派手目の個体が2匹の合計7匹です。
1匹だけ産卵前の雌がいたので梅雨入りしてからも産卵する感じですね。
友人の話によれば斑のない黒いコガタブチもいるそうで、
それがもしかしたら別種かもしれないから研究者に調べて貰うとのことでしたが、
今回は残念ながら黒いのは見つかりませんでした。

ちなみに、コガタブチサンショウウオの幼生は伏流水で生活し卵黄だけで成体にまで成長するとのことです。
なので、幼生をみつけることはほぼ不可能だと思います。



ブチサンショウウオ系の分類
・コガタブチサンショウウオ(愛知県・岐阜県・大阪府・滋賀県・奈良県・和歌山県・四国地方・長崎県を除く九州地方)
・ベッコウサンショウウオ(阿蘇山系以南・霧島山系以北の鹿児島県北部・熊本県・宮崎県)
・チュウゴクブチサンショウウオ(中国地方)
・チクシブチサンショウウオ(九州地方の北東部筑紫山地)
・ブチサンショウウオ(九州地方の北西部)

追記;2019年8月にコガタブチサンショウウオが4種に分かれました。
・マホロバサンショウウオ(本州系群)Hynobius guttatus
・イヨシマサンショウウオ(四国系群) Hynobius kuishiensis
・ツルギサンショウウオ(四国剣山系群)Hynobius tsurugiensis
・コガタブチサンショウウオ(九州系群)Hynobius stejnegeri
なんと四国に2種!!コレは大変なことになってしまった。。。




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