年末年始に行った台湾の記事が続きます。
今回はカオジロムササビを見るために大雪山43kmにある大雪山賓館に2泊しました。
カオジロムササビ/白面鼯鼠/White-faced Flying Squirrel
かなり大型のムササビで名前の通り顔からお腹が白くなります。
大雪山賓館のロッジ周りにたくさん生息していて街灯周りでも見られ、
ヒューヒューと鳴きながら移動するため苦労することなく見ることはできます。
夕暮れ直後からお10時ぐらいまでが活発でその後は少し静かになります。
2泊とも小雨だったのであまり撮影できませんでしたが数は多かったです。
撮影に関してはどうしても目が光るので何枚か撮ってもういいかという感じになりました。
時期によっては明るい時間にも出るようなのでいつか狙う機会があればと思います。
雨がなかったらなぁ~。。。
キョン/山羌/Reeves' muntjac
大雪山の終点50kmにある天池の周りでは小型の鹿のなかまの珍獣キョンが見られます。
キョンと言えば千葉で大繁殖し害獣扱いされていますが本場台湾では希少な保護動物です。
体高50cmほどのホエジカ属で目の下に臭腺があり目が4つあるように見えます。
群れは形成せずに単独行動が多いようで見つけたら撮りやすいかと思います。
台湾サル/台湾獼猴/Taiwan macaque
タイワンザルは日本のサルとはちょっと顔つきが違うような感じです。
写真には写っていませんが尻尾も長く太いのでニホンザルとは別モノですね。
臆病な割に木の上から人に向かって吠えてくるので困ったものです。
まあ、遠目に見る分には可愛らしくていいのですが。
他にも台湾にはタイワンヤマネコやタイワンカモシカ・ゼンザンコウなどもいたりして、
野鳥以外の哺乳類の撮影もなかなか楽しいと思います。
機会があればタイワンヤマネコは撮りたいなと思っています。山ネコ好きなので。
それから、爬虫類ではヒャッポダ/百歩蛇とタイワンコブラ/眼鏡蛇は狙いたいです。
あと、両生類では橙腹樹蛙・台北樹蛙・翡翠樹蛙がまだなのでね。
台湾元、もう少し安くなったらいいのに・・・。
大雪山国家森林有楽区へのアクセス
まず、桃園国際空港に到着したらMRTという地下鉄(25元)に乗り高鐵桃園站(駅)に向かいます。
高鐵桃園站で高鐵台中站行きの切符(540元)を買い新幹線に乗ります。
40分ほどで台中駅に着くのでそこでレンタカーを借ります。
台湾のレンタカーは日本の運転免許証の中文翻訳をJAFで発行してもらえれば借りられます。
ただし、運転は日本とは逆の右側通行になるので慣れが必要です。
カーナビはスマホのグーグルマップを使うといいでしょう。
高速道路は料金所はなく全てETCで後清算になり料金も安いので積極的に使うといいでしょう。
大雪山賓館の予約方法
大雪山賓館は43km地点にある宿泊施設で1か月前から宿泊予約が可能です。
まずは大雪山国国家森林遊楽区のHPを開きあらかじめ会員登録を済ませておきます。
宿泊日1か月前の午前6時(日本時間の午前7時)から予約開始になるので、
予約フォームを全て記入し送信ボタンを押します。
海外からの予約はデポジットの必要がないので予約完了メールが来ればそれでOKです。
HPの会員ページから予約状況も確認できます。
料金は2人部屋で平日2400元、土日祝は3400元で朝夕食付きです。※1元≒5円
部屋によっては3人まで泊まれる感じにはなっています。
大雪山の野鳥ポイント
①19km;寒緋桜が数本あり小鳥が来る。
②21km;山桐子に小鳥が多数来る。午前中は逆光。
③23.5km賞鳥平台;山桐子の実があるが少し遠く逆光。サンケイやミヤマテッケイも現れる。
④35km;料金所のゲートと駐車場・トイレがある。寒緋桜に多数の小鳥が来る。サンケイやルリチョウもいる。
⑤43km大雪山遊客中心/大雪山賓館;寒緋桜が多数あり花の時期と実の時期に鳥が集まる。宿泊施設周りで夜にカオジロムササビ。
⑥47km;昔のミカドキジのポイント。今は気配なし。
⑦50km終点;裏側の駐車場周辺の針葉樹にカラ類やアリサンヒタキ。
⑧小雪山旅遊資訊站;観光案内所の建物周りにミカドキジやアリサンヒタキ。トイレ横にバードバスがある。
⑨天池周り;カラ類やアリサンヒタキ・ホシガラス・キンバネホイビイなど。キョンがうろうろ。
※昼食を食べる店は皆無なので昼食を確保してから行きましょう。飲料水とお湯は観光案内所にあります。
※山桐子は1月、桜の花は2月、桜の実は5月。
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