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6月5日:ハッブル、混沌の中で転がる冥王星の月を発見する

2015年06月05日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

もし冥王星のある月で暮らすならば、太陽が毎日何時どの方向から昇るかを判断するのに困るかもしれない。NASAのハッブル宇宙望遠鏡からのデータの広範囲の分析が、冥王星の月(Nix と Hydra)の二つが予測不可能なほどぐらついていることを示した。これらの月達は絶えず変わる重力場に埋められているので常にぐらついている。この動きは互いを周っている冥王星とカロンの二重惑星システムによって生み出される。冥王星とカロンは重力の中心を共有するので二重惑星(double planet)と呼ばれる。それらの変化する重力場が小さな他の月を不規則に転がす。この影響は月達を球状でなくフットボール状の扁平にする。科学者達は他の二つの月 Kerberos と Styx も類似した状況にあると考えている。

<出典>: Pluto (冥王星)

<リンク>: 
① 右図は7月に最接近するNASAの冥王星探査機ニューホライズンズが捕えた冥王星とカロン:共通の重力場で周る動画はイメージをクリック。
② 冥王星の月達(Nix, Hydra, Kerberos, Styx)のイメージは こちら から。
③ Nix の揺らぎのシミュレーション動画は こちら(Youtube) から。

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