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12月10日:遠征45帰還準備/「あかつき」金星軌道投入/シグナス捕捉と繋留

2015年12月09日 23時49分47秒 | 天文・宇宙

遠征45帰還準備:
明日12月11日、油井亀美也を含む国際宇宙ステーション遠征45クルー3名の帰還が予定されています。彼らのソユーズ TMA-17M の切離しは日本時間11日午後6時49分の予定です。中継放送の時刻などは 「天文ニュース」  「トップニュース」から。 なお、これまでの帰還は昼前に設定されており夜間の着陸は恐らくこれが初めてです。
写真は、2014年11月10日に、ソユーズ TMA-13M 宇宙船が国際宇宙ステーションから切離され、遠征41クルーメンバーの3名が帰還したときのもの。

<出典>: 「国際宇宙ステーションイメージギャラリ(ISS Image Gallery)」

<大判>: イメージをクリック

「あかつき」金星軌道投入成功:
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は金星探査衛星「あかつき」の金星軌道投入が成功したと発表しました。初めての金星の写真も得られています。発表は 「金星探査機「あかつき」の金星周回軌道投入結果について(JAXA)」 から。

<大判>: こちら から

オービタル ATK CRS-4 捕捉と繋留:
国際宇宙ステーション貨物船オービタル ATK CRS-4 シグナスは、日本時間12月9日午後8時19分に国際宇宙ステーションのロボットアームによって捕捉され、午後11時26分に設置されました。

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12月9日:お知らせ/リサパスファインダー、重力波デモンストレーションのルートに乗る

2015年12月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

お知らせ:
国際宇宙ステーションでは、今夜、オービタル ATK CRS-4 (シグナス)貨物船のランデブー、捕捉、繋留が予定されています。中継放送時刻は 「天文ニュース」  「トップニュース」から。
なお、シグナス貨物船の打上成功によって、油井亀美也達3名の12月11日の帰還が確定しましたが、この貨物船の捕捉、設置は遠征45の担当ですので、万一日程がずれるようなことがあると、帰還の日程に影響が出ることになります。この意味で、今回の打上成功はぎりぎりのタイミングでした。

 

リサパスファインダー、重力波デモンストレーションのルートに乗る:
12月3日午前4時4分(日本時間午後1時4分)に、欧州宇宙機関のリサパスファインダー(LISA Pathfinder)は、宇宙からの重力波を観測する技術を実証するために、仏領ギアナのクールーのヨーロッパの宇宙ポートから、ベガロケットで打上げられた。重力波は、一世紀前の1915年12月2日に、アルバートアインシュタインの一般相対性理論によって予測された時空構造の波紋である。アインシュタインの理論は、これらの変動は大規模なオブジェクトを加速することによって生じ、一般的であると予測している。しかしながら、それらはあまりにも小さいので、現在まで直接検出されたことがなかった。リサパスファインダーは、宇宙からの重力波を観測するために必要な驚異的な技術をテストするだろう。そのコアには38センチ離された一対の同一の46ミリの金プラチナキューブがあり、これらは、重力を除いてそれらに働きかける外部と内部の力から隔離されている。このような将来のミッションは、既にこれらの捉えどころのない宇宙のメッセンジャを捜している地上のサイトの重要なパートナーになるであろう。

<出典>: 「Space in Images;欧州宇宙機関」

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