NASAのカッシーニ宇宙船からのこの視界は、土星の氷のリングの間の光の点の惑星地球を示している。宇宙船は日本時間4月13日午前2時41分にこの視界を捕えた。このイメージがとられたとき、カッシーニは、地球から14億キロメートル離れていた。イメージで見るには小さ過ぎるが、その時カッシーニに向いている地球の部分は南大西洋であった。地球の月が左側に見える。リングはキーラーとエンケギャップを持つAリング(上)と、Fリング(下)である。この観測の間、土星のディスクが太陽を遮断した。土星から見た地球その他の内部太陽系の惑星は容易に捕えられるが、ミッションの間のこれらの機会はやや稀であった。ここではFリングが特に明るく見える。
<出典>: 「カッシーニ(Cassini)」
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<ひとこと>: ① イメージは地球と月を強調して切り出した一部分です。強く処理を加えています。全体は大判をご覧ください。土星がいかに遠いか、地球と月が案外離れていることなどが見て取れます。
② カッシーニは4月22日のタイタンフライバイによって進路を変え(昨日の記事参照)、日本時間4月27日午後、土星とそのリングを調べる第一回の通過を成功させました。右下は土星の大気が撮られた最初のイメージ。詳細なデータは今後。