火星の溝は、二酸化炭素の霜によって流体化され、冬の間に形づくられる。科学者達は、一年を通して、これらのサイトの動きを監視している。この真冬の光景において、火星の溝が、極に面した斜面の影の中で、ほぼ完全に凍結している。このマップは50センチメートル/ピクセルのスケールで投影されており、北が上である。2005年8月12日に打上げられたNASAの火星偵察軌道船は、軌道から連続的に赤い惑星を監視し、長期間水が火星の表面で持続した証拠を探すミッションを続けている。
<出典>: 「火星偵察軌道船(MRO:Mars Reconnaissance Orbiter)」
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<ひとこと>: 火星では、夏の間、二酸化炭素は昇華して大気となり、冬に凍結して霜(ドライアイス)になる変化を繰り返す。特に極に面した斜面の影の中ではこの変化が明確に現れ、鮮明な溝をつくり、火星が現在も変化を続けている(活動的である)ことを示している。