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3月21日: コロナウイルスと中国を覆う二酸化窒素/お知らせ(NASAのコロナウィルスの現況)

2020年03月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

最近のデータは、コロナウイルス(COVID-19)の広がりを防止するための全国的な閉鎖によって、イタリア北部の空気の汚染の低下を示した。この新しいマップは、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル5P衛星の Tropomi 装置による12月から3月までの、中国の二酸化窒素放射の変化を示している。2019年12月遅くにコロナウイルスのニュースが中国の湖北省で生じたとき、厳しい処置が実施された。その結果、中国当局が病気の蔓延を止めるために毎日の活動を中止し、1月後半までに工場は閉鎖され街路は消毒された。これは、全ての主要な中国の都市での、1月下旬から2月までの間の二酸化窒素放射の劇的な縮減に結びついた。この放射の低下は、また、毎年放射の類似した低下を見る、新年の祝賀と同時でもあった。コペルニクス大気監視サービス(CAMS)は、以前の3年と比較した、最も重要な空気の汚染物質の一つ、2020年2月の微細な粒子状物質の減少を観測した。これらの衛星観測を大気の詳細なコンピュータモデルと結合することによって、この調査は、中国の大部分の表面粒子状物質の約20~30%の縮小を示した。

<出典>: 「センチネル5P(Sentinel-5P:ESA)」

<アニメ>: アニメーションはこちら からダウンロード(.mp4) または上のリンクから直接(表示されたページを下に送ってください)。

<ひとこと>: イタリアについては 3月15日の記事 から。

<お知らせ>: NASAの全機関でコロナウィルス対策がとられています。先のエイムス研究センター(カリフォルニア州)、マーシャルスペースフライトセンタ(アラバマ州)に加えて、新しくミシュー(Michoud)アセンブリ施設(ニューオリーンズ州)とステニス宇宙センター(ミシシッピ州)が、3月20日金曜日付けで、NASAのフレームワークのステージ4へ移行しました。打上、オリオン関連など主要な作業も停止され、全機関の旅行も止められています。

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