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7月4日: 1997年7月4日:ソジャナー、赤い惑星に到着

2020年07月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

マーズパスファインダーミッションのソジャナーローバーは、1997年7月4日に赤い惑星に到着した。このミッションは一連の科学機器を火星に届ける低コストの方法を実証するように設計され、今日のマーズローバーの基盤としての役目を与えられた。パスファインダーはエアーバッグ着陸システムと革新的なペダルデザイン(注:大判イメージ参照)を使ってローバーを着陸させ、この方式は、その後、他のローバーの火星への着陸にも使われた。ソジャナーは、予定された7日間のミッションを83日過ごし、火星の地形を調査し、写真を撮り、化学・大気・その他の測定を行った。設計の3倍生きた母船は着陸後カール・セーガン記念ステーションと名付けられ、12倍生きたローバーはソジャナー・トゥルースと名づけられた。このミッションでは、着陸船からの 16,500 超のイメージとローバーからの 550 のイメージを含む23億ビットの情報を、また、15以上の岩と土の化学分析と風と気象の広範囲なデータを送り返した。アレス峡谷着陸地点でのこのパノラマでは、遠くにソジャナー・ローバーが見える。パスファインダーミッションは東部夏時間1997年9月27日午前6時23分に終了した。

<出典>: 「NASAの歴史(NASA History)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: マーズパスファインダーは 1997年の今日、米国の独立記念日 に火星に着陸した。短期間ではあったが、かって火星には水があった根拠となるなど多くの重要なデータを得た。宇宙探査で初めての探査車ソジャナーローバーは、ほぼ電子レンジの大きさ、その目の高さは猫の目の高さに匹敵し、母船経由の地球からの指示を受け、ルート選択など自律的に判断して働いた。


<お断り>: コロナウィルスの世界的流行により、NASAを含む、世界的な活動に影響を与えています。この際これまでに掲載できなかった記事や、ウィルスと無縁な宇宙ステーションからの記事、以前の特筆すべき記事などを含めて掲載しています。

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