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7月23日: 3年後の A-68 氷河/お知らせ

2020年07月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2017年7月12日、 A-68 と呼ばれる巨大な氷山が、南極半島のラーセンC氷棚から分離した。3年経って、氷山は、1050km離れた南大西洋のサウスオークニー諸島近くの開かれた海にある。この氷山は、既に A-68B と A68C と名付けられた二つの氷の塊を失った。コペルニクスセンチネル1号は、2020年7月5日に、その親の氷山(A-68A)のこのイメージを捕えた。2017年7月12日に南極大陸のラーセンC氷棚から離れたこの巨大な氷山は、今、1050km離れたサウスオークニー諸島の近くの南大西洋の開かれた海にある。二つの氷の塊を失ったこの記録的な氷山はかつてほど大きくなく、今荒れた海にあり、更に壊れるかもしれない。分離したときの A-68 は、ルクセンブルクの大きさの約2倍あり、南極半島の外形を永遠に変える記録上最も大きな氷山の一つであった。その大きさにも関わらず、注目すべきことに薄く、厚さ200メートル程であった。この3年間、ヨーロッパ宇宙機関のセンチネル1号衛星等のミッションが、この氷山が南極海に漂う跡を追うのに使われた。

<出典>: 「センチネル1号(Sentinel-1)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。


<お知らせ>: 今日7月23日夜、ロシアの国際宇宙ステーション貨物船プログレスが打上げられます。視聴はホームページの 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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