NASAの火星探査機キュリオシティに搭載された火星ハンドレンズ画像装置(MAHLI)は、搭載されたフォーカスプロセスを使って、ローバーのロボットアームの端にあるタレットの装置が以前に撮影した2〜8枚の画像を合成してこの作品をつくった。このフォーカス合成は、イメージの上で、その合成と同じ火星日にとられた、またある時は、以前の火星日にとられた写真を使って行なわれる。フォーカス合成は、全て(または可能な限り多くの)の図を一つのイメージの中にフォーカスするために、異なる焦点位置で得られた同じ目標のイメージの合成写真を作るための方法である。この MAHLI が火星でフォーカスマージ行なうのは、地球に送り返すイメージの数を減らすことに役立っている。八つまでのイメージを合成し、地球に送り返すイメージの数を二つに減らすことができる。
<出典>: 「マーズキュリオシティ(Mars Curiosity)」
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<ひとこと>: Sol 2992 は火星日2992日、Sol はこの宇宙船が火星に到着してからの火星の日数。ハンドレンズは謂わば“虫眼鏡”。従って、このイメージの粒は微細である。
<お知らせ>: コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。
今日のテーマは「2021年の月」