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1月19日: 火星の夏の凍てついた光景‎/新春特集

2021年01月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関の ‎ExoMars ガス追跡軌道船に搭載された CaSSIS カメラは、火星の南の高緯度(74ºS / 246ºE)のシシフィ・トーラス(Sisyphi Tholus)近くで霜の残留堆積を捕らえた。このイメージは南半球の真夏の早朝に撮影された。これらの高緯度では二酸化炭素の氷と霜が発生する。霜は、土壌に埋め込まれた水の氷の存在を示す、特徴のある地形の、多角形の亀裂の中に見ることができる。全体に見られる黒い斑点は、暗い土壌が二酸化炭素の氷の亀裂を通して押し込まれ、夏の間に固体の氷から蒸気に直接変わることに起因している。‎
 ExoMars はヨーロッパ宇宙機関とロシアのロスコスモスの共同計画である。‎

<出典>: 「ガス追跡軌道船(ExoMars)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

<ひとこと>: ExoMars は火星の大気が何故薄いのか、ひいては、火星の地表にあった水が何故消えたのか、また大気の酸素が少ない理由などをを追求することを主務とする、ヨーロッパ宇宙機関の調査船です。

<お知らせ>: コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。
今日のテーマは「NASAと日本政府、アルテミス計画のゲートウェイ・パートナーシップを正式化」

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