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1月12日:  ハーシェルとプランクが見たペルセウス分子雲/新春特集

2021年01月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このイメージは、ヨーロッパ宇宙機関のハーシェル宇宙望遠鏡とプランク宇宙望遠鏡のデータの組合せによるペルセウス分子雲を示している。写真の明るい領域は、ハーシェルによって観測された三つの異なる波長(250、350、500ミクロン)の星間ダストの粒による放射を示し、「ドレープ(掛け布)パターン」で画像を横切る線はプランクデータに基づく磁場の向きを表している。この近くの分子雲複合体は、ペルセウス北とペルセウス南の二つの成分で構成されており、何れも大量の暗い星雲を含んでいる。北の成分は画像の左下に、南の成分は右上に向かって見えている。ペルセウス北には、広範囲に調査された暗い雲 B5 を含み、更に IC 348 散開星団を含んでいる。ペルセウス南はこのイメージで最も明るいエリア NGC 1333 星雲のホームであり、また、この複合体で最も活発な星生成領域の一つである。ペルセウス南には、また、Barnard Object B1、Lynds 暗黒星雲 L1448、L1455、L1451 を含んでいる。

<出典>: 「今年のイメージ:ヨーロッパ宇宙機関(Year in images 2020)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

<ひとこと>: ヨーロッパ宇宙機関から今年を代表するイメージとして発表されたものです。原本は、複数の記事が掲載されていますので、上のリンクから追ってください。

<お知らせ>: コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。今日のテーマは「2020年の太陽」

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