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4月13日: インサイト、火星で二つの大きな地震を検出

2021年04月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ミッションの初期に2回の地震が検出された同じ場所、ケルベロスフォッセと呼ばれる領域からマグニチュード 3.3 と 3.1 の地震が起きた。これは、地震によってこの場所が活動的であるという考えを一層確かにしている。新しい地震はマグニチュード 3.3 と 3.1 、以前の地震はマグニチュード 3.6 と 3.5 であった。これまでに、インサイトは500を超える地震を記録してきたが、これらの4回は、それらの明瞭な信号の故に、この惑星の内部を精査するために最高の地震の記録である。この地震の調査は、インサイト科学チームが火星のマントルやコアを理解するために開発している一つの方法である。火星は地球のような地殻構造のプレートは持っていないが、揺れを起こす可能性のある、火山のように活動的な領域を持っている。この3月7日と3月18日の地震は、ケルベロスフォッセが地震活動の中心であるという考えに重みを加えている。

<出典>: 「火星探査着陸船インサイト(InSight Mars Lander)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

<ひとこと>: インサイトは火星の地震などをとらえ、火星の内部構造などを推測する、地上固定型の着陸船です。

<パーサビアランス特集>: マーズ2020ローバー、パーサビアランスの活動は、ホームページの特集「マーズ2020ローバー、パーサビアランス」から。

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