毎年冬になると、火星の表面に二酸化炭素の霜(ドライアイス)の層が形成される。真冬に最大になり、この霜は極から中緯度にまで達し、暖かくなるまで持続する。ほとんどの場所では、これは地球上のカナダ南部に似た緯度約50度である。しかしながら、赤道に近い極に面した斜面では日光が少なく冷たいのでドライアイスの小さな斑点が見つかる。このイメージは火星の南半球で真冬に撮影されたものであり、南緯37度付近のクレーターを示している。南向きの斜面には斑点のある明るい霜があり、青が強調されている。この霜は斜面の多くの崖の中やその周辺で発生し、他のイメージでは崖に流れをつくっている。
<出典>: 「火星(Mars)」
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<火星探査>
今日のテーマ: 火星は片目を開けて眠る (マーズ・エクスプレス)
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