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3月2日(土): 月からの画像と科学の最新情報/お知らせ/ミッション別ページ

2024年03月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAとインテュイティブ・マシーンズ、月からの画像を共有し科学の最新情報を提供

2月22日、インテュイティブ・マシーンズ(Intuitive Machines)の Nova-C 着陸船「オデュッセウス(Odysseus)」に搭載されたNASAの科学機器と技術が月の南極地域に着陸し、アポロ17号以来の米国の月への帰還を果たした。これは、NASAの各ペイロードの貴重な科学データを月面から送信する、商業月ペイロードサービス(CLPS:Commercial Lunar Payload Services)イニシアチブの一環としての最初の着陸でもあった。

NASAとインテュイティブ・マシーンズは、2月28日に記者会見を共催し、 IM-1 ミッションのデータを収集したNASAの六つの機器に関する最新情報を提供した。

会見では、ミッションの課題と成功について議論され、350メガビット以上の科学データがダウンロードされ、分析の準備が整った。NASAのペイロードはすべて動作しデータを受信した。降下・着陸時には、今後の着陸精度向上に役立つ誘導・航法データを収集し、地表で動作するように設計された三つのペイロードすべてのデータを受信した。

月面からの最初の画像が利用可能になり、着陸船の向きと月の南極地域の景色が示された。画像の地球への送信に成功した後、月面でのオデュッセウスの位置に関するさらなる洞察が得られた。

<図の説明>:
右上 2月27日(火)に狭視野カメラで撮影されたオデュッセウス。
右下 最新情報:オデュッセウスの着陸は、月面とのファーストコンタクトを吸収するという主要な任務を遂行する際に一つの脚を捉えた。着陸船の液体メタンと液体酸素エンジンのスロットルが作動したまま安定性が保たれていた。

<ひとこと>: イメージの大判は下記リンク先からご覧ください。オデッセウスについては2月26日、2月28日の記事参照。なお、オデッセウス(インテュイティブ・マシーンズが管理)は傾いた状態で着陸していますが、この記事はNASAの発表であり、搭載された機器を中心に述べていますので、着陸船の状態には触れていません。このミッションは100%の成功とは言えませんが、搭載した機器の全てが目的通り機能していることから、成功したと捉えられています。

<出典>: Commercial Lunar Payload Services   

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<お知らせ>: アルテミス計画Ⅲ以降の月面でのクルー携帯カメラの開発にニコンが選ばれました。下表「宇宙科学の話題」から。

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<ミッション別ページ>

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